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【X2/X3/RS比較】Insta360 X4は前期モデルとどう変化したか?

Insta360が例年より早めにリリースしたX4ですが、気になるのはやはりX3やX2と比較した際に、どっちが良いか?という事だと思います。

今回はInsta360の前モデルらと比較して、X4がどんな立場にあるのか?

選ぶ際のポイントや、乗り換えの必要性などについてまとめてみました。

目次

【2024年4月16日】Insta360 X4を発表

製品日付
ONE X201810/20
ONE X2202010/28
X320229/8
X420244/16
Xシリーズの発売日

X4発売日は2024年の4月16日。

360度カメラ市場が活発になってきたためか?

それともInsta360の製品リリースの頻度がここ2年程で活発になっているためか?

Insta360からタイミングに関しての戦略は触れられていませんでしたが、いずれにせよ今までの傾向からすると、半年ほど早いかな?と感じられる、このタイミングでの発表となりましたね。

そもそもX3の売れ行きは好調であり、360度カメラの定番としての立場を確かなものとしていました。

X2よりもスクリーンを大きく、GoProよりも良好なタッチ操作への感度など、既にX3で完成された製品だと言われていたためか、X4はX3を踏襲したデザインを採用。

使い勝手はX3と大きくは変わらないのですが、画質面とソフトウェアの追加機能。

そしてレンズガードの新システムなど、要所でX3を超えた性能を、もちろん搭載しています。

既にX4の直感的なレビューは行っているのですが、ここでも変化した点を概要として紹介していこうかと思います。

まずはX4所持者として、「紹介する側の視点」でまとめていきます。

X4X3
360度解像度8K30fps 5.7K30fps
5.7K60fps 4K60fps
スロー4K100fps 3K100fps
シングルレンズ解像度4K60fps 4K30fps
ミーモード4K 1080p
2.7K120fps 1080p60fps
クリエイティブタイムラプス11K 8K
タイムシフト8K 5.7K
バレットタイム5.7K120 & 3K240 4K120 & 3K180
Insta360 X4とX3の比較(画質面)

まず大きく変化したのは画質面ですね。

最大画素数は5.7Kから8Kに上がり、基本の5.7Kが60fps(2倍スロー)まで対応するようになりました。

超広角の画角で表示されると分かりにくいのですが、拡大して比べてみると、結構画質が違うのが分かりますね。

Ace Proなどのアクションカメラと比較すると、画角がMAXに広い分、画質が低下するのが360度カメラのデメリットでもありました(それでも十分だったのですが)。

8Kまで対応してきたことにより、超広角の画角で実質的な4K画質を手に入れた感じになりますね。

ミーモードのような平面に書き出した動画についても、やはり4Kに上がっています。

スロー再生のための高フレームレート撮影に関しても、一段上の画質を選べるようになりましたね。

画素数だけでなく、明暗についても強くなったようにも見えますね。

普段からスロー再生を多用する方や、これをきっかけにバレットタイム撮影なんかをしてみたいという方にとっても、良いアップデートではないでしょうか。

ですが期待していたセンサーサイズに関して言えば、X3と変わらない1/2インチセンサーを搭載しています。

ピクセルを細かく割るほどに暗所耐性は落ちますので、RS 1インチ版の存在意義は残りそうです。

X4X3
バッテリー2290mAh 1800mAh
駆動時間(5.7K/30fps)135分(+67%)81分
防水10m10m
レンズガード標準装備別売り
スクリーン2.5″ Corning® Gorilla® ガラス 2.29″強化ガラス
重さ203g180g
Insta360 X4とX3の比較(ハード面)

ハード面についても結構変わっています。

X4への大型化に伴うバッテリー増量により、駆動時間が1.67倍に上がっていますね。

バッテリー容量と駆動時間の上昇率が合いませんが、もしかしたら通電回路やバッテリーそのものも改善されているのかもしれませんね。

バッテリーの強さに関してInsta360は優秀でしたので、熱耐性へのテスト等も行いたいところです。

ハード面で最も変わったところと言えば、レンズガードではないでしょうか。

X4のレンズガードは標準装備であり、かつ着脱が可能という、デメリットをほとんど克服したようなシステムになりました。

結露・耐水性・用途に合わせた着脱など、既存のX3用レンズガードでは不満な点も多かったと思いますので、これはかなり良いアップデートではないでしょうか。

X4発売より、X3のレンズガードも着脱式(別売り3,400円)となりました。

X4X3
ジェスチャー制御
録画キャンセル
オートダッシュ
音声制御2.0中国語、英語、日本語中国語、英語
Bluetooth接続Airpods, Sena, Cardo,
Airide, Asmax,
Lexinmotoをサポート
Airpodsをサポート
カスタマイズボタン
予約録画
AIハイライトアシスタント
Wifi 転送30mb/s (58% 高速)19mb/s
Insta360 X4とX3の比較(便利機能)

X3では搭載されていなかったいくつかの便利機能ですが、X4にはしっかり備わっていますね。

これは2023年末に発売された、Ace Proの機能をそのまま追加で搭載したようなイメージ。

特に録画キャンセルは慣れると結構使うので、あって損は無い機能かなと。

また、ハンズアップで録画ON/OFFが出来るジェスチャー機能や、Bluetoothでインカム接続が出来る機種の増加など、バイク乗りに適した機能が付属していると感じています。

Ace Proの方もGoProよりバイクツーリングに向いているアクションカメラとして認知され始めていますので、X4でもバイクユーザーは意識しているんじゃないかな?と。

AIハイライトアシスタントにつきましても、ツーリング動画をカットしてくれるので、長くなりがちな流し撮りに便利な気がしますね。

Wi-Fi転送が58%改善

便利機能とはちょっと離れますが、8K画質になった分、ちゃんと転送速度も上がっているのが偉いです。

Isnta360の良い所は、カメラが良いというのは当然という考えのもと、アプリの接続や使い勝手もこまめに改良していくという所にあるのですよね。

こういった製品に良くある悩ましさに関してですが、画質や性能を上げるだけ上げて、肝心の使い勝手が追い付かないといった製品が良く見られます。

画質は良いけど動作がもたつく
性能は高いけど熱で発熱して止まる

などといった症状が有名ですね。

製品のアップデートと同時に、こういったユーザー満足度も同時にケアしてくるのは、実際のアピール以上に重要と僕は考えています。

X3と比較(現行モデルどっちを買う?)

ここまでX3を引き合いに出しまして、X4の変更点を紹介してきました。

ここからは「どちらかを購入する側」の視点で、X3とX4それぞれの良さを見ていきますね。

ハード面

先ほどはX3を踏襲したデザインと操作性とは言いましたが、背面デザインはぱっと見で分かるくらいには変わっています。

といっても、デザイン面で好き嫌いが分かれるほどの変化では無さそうですが。

一つ言えそうなことと言えば、X4のほうが背面の傷は目立たなさそうですね。

レンズガードは着脱式が標準装備となったことは非常にありがたいですし、別売りでガラス製のプレミアムも購入できるようになりました。

良いアップデートではありますが、X3所持者が外観やハード面のアップデートのためにあえて選ぶものでも無さそうですね。

一方でX3のレンズガードも別売りながらに着脱式を採用するようになったので、差別化ポイントは標準装備という事になりそうです。

画質面での評価

動画解像度が上がったことに関しては、Wi-Fi転送が改善したことと合わせて考えても、純粋にX4が欲しくなるところでしょう。

5.7K画質で撮影した場合は、X3よりも転送が早いと考えると気持ちが良いですね。

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