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【バッテリー性能】GoProとInsta360シリーズの熱暴走と寒冷地仕様についてまとめ

GoProは熱暴走する、アクションカメラは寒い所に弱い、、、

優れたカメラ達なのですが、どうしても今までのイメージが悪いのは、仕方がありません。

今までのGoProが悪すぎたから(笑)

どうやら最近、GoPro含めてアクションカメラのバッテリー性能は上がって来たようですので、詳しくまとめてみました。

おそらくここの記事を読んで頂ければ、最近のアクションカメラのバッテリー事情については、あらかた分かるはず。

では結論から参りましょう!

目次

【結論】Insta360シリーズはバッテリーが強い

熱暴走寒冷地上限温度
(公式値)
下限温度
(公式値)
バッテリー
GoPro HERO 1235℃-10℃1720mAh
Insta360 Ace Pro40℃-20℃1700mAh
DJI Osmo Action 445°-20℃1770 mAh

今回はいろんな検証を行い、多くの意見もまとめました。

そのうえで出た結論は、Insta360のカメラはバッテリー性能が高い、ということ。

それは熱処理にも言え、寒冷地撮影にも言えました。

公式値に付きましてはやや控えめな表記をしていますが、それで一番性能が良かったので、公式値についての信頼性も高そうです。

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そもそもアクションカメラのバッテリーについて

擁護する?訳では無いですが、参考のために「アクションカメラとバッテリーの関係」について軽く触れておきますね。

高性能ゆえの弱さ

まず、高性能の物は発熱します。一生懸命考えると頭が疲れてくるのと同じで、処理が大変な程に熱が出ます。

パソコンも同じで、ソフトを触ったりしているとPCのファンが回ったりするのは、そのせい。パソコンのチップと呼ばれる「CPU」という脳のような部品は、高性能なものほど発熱します。7万とかするCPUは、95℃まで熱くなります。

パソコンの中で95℃なので、凄い熱いですよね。

最近のアクションカメラも同様で、シリーズ後半はどんどん高性能になっています。高性能ゆえに発熱に弱いのは、PCの部品ですら克服できない、電子機器の宿命とも言えそう。

密閉ゆえの弱さ

アクションカメラというのは、基本的に防水です。防塵も兼ねなければいけません。それに小さいです。

パソコンは良いです、ファンが付いていますし、防水でも無いので空調がある程度しっかりしています。

高性能で密閉された空間、しかもギチギチに詰まった小さなボディを強いられるアクションカメラは、どうしたって熱暴走には弱いです。

とりあえずこれは理解しておいてあげて欲しいな、って思います!

寒冷地にも弱い

充電式のバッテリー、いわばリチウムイオンというのも、寒冷地に弱いです。近年は寒冷地に対策されたリチウムイオン電池が開発されつつありますので、それらを各カメラメーカーが取り入れているかどうか、によって恐らく変わってきます。

それでも頑張っている

「熱暴走はそういうものだ」と言及するカメラメーカーもあれば、どうにかして熱暴走を克服しようとするメーカーも。

熱暴走にしても、寒冷地にしても、どうしても弱い部分ではありますが、限られた条件下で克服しようとするメーカーもあります。

画質や手振れ補正などの目立つ性能ではありませんが、バッテリー評価は、各メーカーの企業努力が陰なが

2つの実験を行いました

公式値だけでは審議がハッキリしないので、同じ環境で二つの実験を行いました。

熱暴走と寒冷地の、相反する二つの季節を想定した実験です。

実験① 寒冷地実験(-18℃)

寒冷地実験
  • 冷凍庫の温度を基本の-18℃で設定
  • 先にバッテリーを冷やしておく
  • 冷えた状態から録画を開始
  • バッテリー切れまでの時間を計測
  • 4K/60fpsで統一(GO 3のみ2.7K)

-18℃の冷凍庫の中で、撮影したまま放置してやろうという実験です。

実際は寒い場所で撮影し始めると思うので、先にバッテリーは十分冷やした状態でスタートします。

寒冷地仕様がどれだけ強いか分かりますね。

実験② 高負荷実験

高負荷実験
  • 各カメラ最高負荷のビットレートで撮影

高解像度(K)×高フレームレート(fps)での掛け合わせで、最も負荷が高くなりそうな撮影で放置。

なお、アクションカメラについては公平を期すために、DJI Osmo Actionの最高負荷に合わせた「4K/120fps」に統一。

熱暴走のしやすさ、バッテリーの熱処理の上手さを判定します。

実験結果

熱停止まで-18℃実験
GoPro HERO 1222分73分
Insta360 Ace Pro68分(熱停止無し)86分
DJI Osmo Action 455分86分

アクションカメラでは、Insta360のAce Proのみが、高負荷でも熱停止せずに撮影を続けました。

DJIは惜しくも、55分の所で熱停止。GoProは正直話にならない速度で、本体が超高温に。

寒冷地実験の方では、どのカメラも頑張った感じですが、GoProのみがやはりちょっとだけ弱かったです。

熱停止まで-18℃実験
Insta360 X395分(熱停止無し)95分
Insta360 GO 3159分(熱停止無し)117分

GoPro HERO12のバッテリー性能

GoProはHERO 12から、ようやくエンデューロバッテリー(白)が標準装備になりましたね。

それでも公式値としては、-10~35℃という、他よりちょっと心もとない数字です。

HERO 12Ace ProOsmo Action 4
バッテリー1720mAh1700mAh1770 mAh
上限温度35℃40℃45°
下限温度-10℃-20℃-20℃

数値的に見てみると、Insta360とDJIのバッテリーの性能が、特に寒冷地的にも良さそうですよね。

実際GoProのバッテリーは非力だった

熱停止まで-18℃実験
GoPro HERO 1222分73分
Insta360 Ace Pro68分(熱停止無し)86分
DJI Osmo Action 455分86分

GoProは熱停止までの時間が短く、最も早く発熱するという結果でした。

寒冷地を想定した実験でも、健闘しているとはいえ、他より性能が劣るという結果に。

やはりYoutubeやX(Twitter)で見かける意見は、どうやら本当だったようです。

青バッテリーよりは強化されている

とはいえ、GoProのバッテリーも完全にダメというわけではありません。

HERO 12からエンデューロ(白)バッテリーが標準装備になったことで、性能はかなり向上しています。

今回の4K/120fpsみたいに、超スローを想定した高負荷撮影でも無ければ、普通に使う分にはある程度はバッテリーが持ちそうです。

また、低温についてもかなりの耐性が付いていますので、スキースノボ程度であれば、以前よりはストレスが少ないと考えられます。

というか、今までHERO 11までのバッテリー性能が、話にならなかった感はありますが。

GoProのバッテリーは強くなったという反面、夏シーズンの高温と、厳冬期の使用では不満が出てくるかもしれませんね。

通常使用高負荷真夏の使用厳冬期
HERO 12のバッテリー性能

Insta360 X3

熱暴走

熱停止まで-18℃実験
Insta360 X3熱停止無し(95分)95分

常温撮影で5.7K/30fpsの場合、熱停止なしで最後まで撮影が可能でした。

元々360度の撮影は、ぼく自身は細かく切ったりすることが多いと感じます。この点では熱停止とあまり縁が無いなと思っていました。

連続撮影でもバッテリー切れまで出来たので、おおよそは大丈夫と言えそうです。

最も、Ace ProやGoProのように、120fpsという高フレームレート撮影ができない(最大4K/60fps)というのも、大きな理由だという事は述べておきましょう。

ですがX3に関しては、同社のAce Proよりも熱処理には難アリ、と言ったご様子。

僕自身、X3の撮影が止まったことは無いのですが、夏場の日中は撮影が止まるなどの意見も、XやYoutubeでは散見されます。

全体的にバッテリー性能の優れるInsta360ですが、熱処理への過度な期待は控えた方が良いかもしれません。

寒冷地仕様

X3のバッテリーについては、完璧に耐寒性能に優れることが分かりました。

通常で撮影しても、-18℃で撮影しても、同じ95分の連続撮影という凄さ。

やはりー20℃の公式サイト表示につきましては、ウソでは無さそうですね。

実際、1月の志賀高原(最大標高2307m/ー15℃程度)での撮影を行いましたが、バッテリー1つで1日中満足に使えました。

スノーボードなので、手振れ補正も十分に働いての結果です。

もちろん付けたり消したりを繰り返していたので、1日中撮影を続けたわけではありません。

それでもバッテリー1つで満足に使い続けられるのは、かなり優秀な耐寒性能を持っていると言えそうですね。

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Insta360 Ace Pro

バッテリー性能がとにかく優秀だったのが、Insta360のAce Proです。

もちろん撮影の性能自体も、アクションカメラのトップ性能だったりするのですが。

熱暴走

熱停止まで-18℃実験
GoPro HERO 1222分73分
Insta360 Ace Pro68分(熱停止無し)86分
DJI Osmo Action 455分86分

アクションカメラの高負荷実験で、唯一バッテリー残量不足まで撮影を続けた機体。

本体は結構暖かくなってはいましたが、全然触れる程度。

やけどしそうな程熱くなっていた、他2社とはその時点で異なりました。

ちなみにですがAce Proは構造上、モニターを開けばさらに熱処理が良くなるでしょう。

おそらく夏場の連続撮影においても、もっとも熱処理が上手いアクションカメラと言えそう。

寒冷地仕様

熱停止まで-18℃実験
GoPro HERO 1222分73分
Insta360 Ace Pro68分(熱停止無し)86分
DJI Osmo Action 455分86分

X3で紹介した志賀高原の日には、Ace Proも同様に使ってみましたが、こちらのバッテリーも十分長持ちしていた、と感じています。

360℃カメラ、アクションカメラにおけるフラッグシップ機では、Insta360シリーズは耐寒性能が高いということが言えそう。

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Insta360 GO 3

熱停止まで-18℃実験
Insta360 GO 3熱停止無し(159分)117分
GO 3(2.7K30fps)で撮影

小さいカメラなので、厳冬期とか意識されていないと重きや、結構頑張ったのがGO 3でした。

熱暴走

常温ならば、GO 3は熱停止せず159分バッテリー切れまで回し続けました。

そもそもこの容量ならば、64GBの内部メモリの半分以上を使うので、バッテリーと容量の割合が丁度良い感じ。

もちろんGO 3に関しては、2.7K撮影がMAXスペックですので、他アクションカメラよりも条件が緩いことは付け加えておきます。

寒冷地仕様

寒冷地仕様に関してGO 3は、117分という結果。

もちろん最初によく冷やしておきましたので、ゲレンデや冬の北海道などでも、十分機能するのではないかと考えられます。

そもそもGO 3の使用用途としてはあまり想定されていなさそうですが、Insta360のバッテリー性能をそのまま引き継いだ、という感じでしょう。

とはいえ117分は159分よりも減りが1.4倍速いという事なので、-20℃未満の性能は落ちるかもしれませんね。

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DJI Osmo Action 4

DJIもInsta360同様に、バッテリー性能の高いアクションカメラの一つです。

これで思うのは、GoPro頑張れ!って感じですよね。

熱暴走

熱停止まで-18℃実験
GoPro HERO 1222分73分
Insta360 Ace Pro68分(熱停止無し)86分
DJI Osmo Action 455分86分

Osmo Action は惜しくも55分の所で熱停止。残りのバッテリーもあと1/3くらいでした。

途中で激アツになってしまいましたが、HERO 12と比べると頑張っていますよね。

やはり傾向としては、GoProの熱暴走に耐えきれず、DJIかInsta360に乗り換える傾向があるようです。

熱暴走に強いカメラをユーザーが認知する前に、GoProは手を打ちたいところ。

バッテリー性能最強はどうやらInsta360のようですが、この結果を見るにDJIのバッテリーもかなり優秀と言えそうです。

寒冷地性能

寒冷地性能は、Insta360 Ace Proと仲良く同着の86分でした。

Osmo Actionはおそらく、防水性の高さ(18m防水)でウィンタースポーツにも活用する人は多そうなので、この耐寒性能は非常にありがたい所です。

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