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【画質比較】X3と比べてX4の動画性能はどれくらい変化したのか?

X4が発売されてからしばらく経過しましたので、X3とX4を比較した情報はかなり出そろいました。

大きな変化としては8K撮影が可能になったという事で話題となり、スペック的な比較は多く見かけますし、僕自身も繰り返し言及しています。

ですが実際にX4を使って感じたことは、スペックで説明できない画質向上の仕方をしている事でした。

今回は画像や動画をふんだんに使いながら、僕が感じた実質的な画質の変化について共有したいと思います。

目次

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X3とX4の性能比較

X4X3
360度解像度8K30fps 5.7K30fps
5.7K60fps 4K60fps
スロー4K100fps 3K100fps
シングルレンズ解像度4K60fps 4K30fps
ミーモード4K 1080p
2.7K120fps 1080p60fps
クリエイティブタイムラプス11K 8K
タイムシフト8K 5.7K
バレットタイム5.7K120 & 3K240 4K120 & 3K180
Insta360 X4とX3の比較(画質面)

正直なところ、今回の記事ではスペック面の評価はあまり参考にならず、後ほど画像や動画の違いで感じてもらった方が分かりやすいかなと思います。

ですのでざっとスペック面の比較を見ていきながら、今回の比較で感じた違いを簡単になぞっていきます。

8K撮影が可能になった

X4X3
360度画質8K30fps 5.7K30fps

X4では8K撮影が可能になり、X3の5.7Kよりも高画質化に成功。

結論から言ってしまえば、ズームせずともその差は歴然として感じられますし、ズームすればより感じ取れました。

  • 明暗の表現
  • 色がハッキリと綺麗に見える
  • 物体ごとに質感や輪郭が分かりやすい

ざっと「明暗」「色」「質感」といった項目において差が感じられますので、X3とX4を比較すると全体的な印象がパッと変わっていますね。

シングルレンズとミーモード画質の向上

X4X3
シングルレンズ4K60fps 4K30fps
ミーモード3840×2160ピクセル
4K
1920×1080ピクセル
1080p

シングルレンズモードでは、X3とX4は同じ4K撮影なのですが、実質的な画質はX4の方が全然綺麗でした。

一言で言えばX4の方が「より鮮やか」だったのですが、「色被り」のような現象がX3では見られたので、シングルレンズモード画質についても後に必見です。

ミーモード画質は1080Pと4Kで幅にして2倍、動画サイズとして4倍の違いがありますが、これはどちらも綺麗な印象を受けました。

しいて言うならやはりX4の方が広いダイナミックレンジを活かした表現が出来ているなという印象ですが、動画のスティッチングも含めて両者ともバッチリな印象でした。

いずれにせよ、シングルレンズモードとミーモードは後ほど紹介します。

より滑らかな動画の撮影

X4X3
360度画質5.7K60fps5.7K30fps
シングルレンズ4K60fps4K30fps
X4とX3のフレームレートの違い

X4では5.7K撮影が一段格下げ扱いとなり、60fps撮影が出来るようになりました。

個人的には、PCで見る等倍撮影において、30fpsと60fpsの違いは肉眼で十分認知可能です。

こちらフレームレートの違いにつきましては、特にアクションカメラやVlog撮影の用途で使う、シングルレンズモードでハッキリと感じられましたので、後ほど動画で確認してみてください。

X3とX4の画質を比較(日中晴天)

ではここから、X3とX4の画質の違いについて、画像と動画合わせて比較していきます。

超広角~望遠レベルまで比較していますので、じっくりと違いを見て頂けると幸いです。

注意点

以下に紹介する画像は、動画からスクリーンショットとして切り抜いていますが、その際3840×2160ピクセル(X4)及び、1920×1080ピクセル(X3)で切り出された画像を、等倍表示でギリギリの1200×675ピクセルに縮小してブログに記載しています。

X4で言えばおおよそ1/10以下まで画質を圧縮した画質となりますので、ここに載せた画像は等倍表示で確認することを推奨します(拡大すると粗くなる)。

超広角(クリスタルボール画角)

X3のクリスタルボール画角(5.7Kから切り出し)

まずはX3の5.7K撮影で撮影した動画から切り出した画像から。

フルスペックが分かりやすいように、日中晴天という好条件での撮影を心がけています。

画角もいわゆるクリスタルボールと呼ばれる、空を内側に閉じ込めたような画角にしていますので、細部が分かりづらく、最も粗が目立ちにくい画角だと思います。

この画角でのX3の画質は、それぞれの色や陰影がちゃんと再現されているので、一言で言えば「綺麗な画質」と言えますね。

X4のクリスタルボール画角(8Kから切り出し)

では続いてX4のクリスタルボールです。

X3でも綺麗だと感じたのですが、X4の画質はぱっと見でもかなり印象が違って見えると思います。

個人的に感じた違いは以下の3つ

  • 色が鮮やかになった
  • ダイナミックレンジが広い
  • 質感が丁寧に再現されている

色の違い

①色に関しては、ただ単に彩度が上がったという訳では無さそうなので、これを言葉に表すにはちょっと考察が必要そうですね。

個人的にX3の画像を考察するならば、「レンガのオレンジ、空の青色、植物の緑色」が相互に影響を及ぼしてしまっているという印象を受けました。これがX3の写真の、なんとなく「くすみ」がかかったような色の正体かと。

もちろんX3も十分綺麗なのですが、同じ明るさレベルのはずなのに、X4の方がパッと明るい印象を受けますね。

レンガの色について見てみても、X3ではどれも似た色をしていますが、X4では実はレンガの色がそれぞれ異なっていたことが良く分かります。

このようにX4はX3と比べると、それぞれの持つ色がちゃんと表れているように感じました。

X4の色はそれぞれの色がハッキリ綺麗に再現されている

ダイナミックレンジの違い

②ダイナミックレンジについては、木や植物を見ると分かりやすいでしょうか。

X4の方が暗い所(シャドー部)が少し明るくなり、くすんで情報が少なくなっていた「色情報」が画像に戻ったような見え方です。

後に木の幹をアップにした画像を載せてありますので、そちらも合わせて参考にしてみてください。

ちなみにX3でも決してダイナミックレンジは低くなく、むしろ無編集の一眼レフ画質よりも優れているのは以前より認知済みです(一眼レフは恐らく設定が違うため、性能が低い訳ではない)。

X4の方がダイナミックレンジが広く、色情報の再現に有利(特に暗所)

質感の再現

③質感に関しては、X4の方が丁寧に再現されていると言えそうです。

例えばレンガを見てみると、レンガの「実質部分」と「隙間」部分の境界がハッキリとしています。もちろん色もそれぞれ違いますね。

それに、レンガについた「そばかすのような模様」も、X4の方が良く分かります。

逆に植物の方を見てみると、陰影が誤魔化されていないので、葉のツヤ感が再現されることで、植物がより元気な印象を受けますね。

X4は物体それぞれに合わせた質感がちゃんと再現されている

もう一度、以下3つの違いを意識したうえで、Before(X3)/After(X4)を動かしてみてください。

  • 色が鮮やかになった
  • ダイナミックレンジが増えた
  • 質感が丁寧に再現されている

※下に余白が現れますが、スクロール(タップ)すれば消えます。

超広角にしてもコレだけ違いますので、ズームすればより変わってくると思います。

では続いて、それぞれをズームしてみますね。

中望遠

X3で撮影した木のアップ
X3で撮影した木のズーム画像(5.7Kから切り出し)
X4で撮影した木のアップ
X4で撮影した木のズーム画像(8Kから切り出し)

木のアップ画像です。

中望遠~超望遠クラスなので、正直ここまでのズームをすることは少ないですが、人物の顔にクローズアップするくらいのレベルですね。

先ほどの画像よりも結構ズームしていますが、X3/X4のどちらも細い葉の一本一本まで記録しているので偉いですね。

初見ではX4の方が明るくて彩度が高い、というのがぱっと見の印象ですが、詳しく言葉にすると以下の違いを感じます。

  • 木の幹の質感
  • 葉の末端と空の境界線(色)
  • 葉と葉の重なり

①質感に関してはX4の方が強いことが分かったので、木の幹のひび割れもうまく再現してるのが分かりますね。ここは暗所(シャドー部)なので、特にX4のダイナミックレンジの広さも優位に働いていることでしょう。

②葉の末端をよく見ると、X3は空との境界辺りの色が何となくボケています。それぞれの色がボケて紫がかっているような印象ですが、X4は空の色と葉の色がハッキリ分かれて見えます。

③葉と葉の重なりを見ると、X3は色の階調をつぶして誤魔化している所を、X4では「色の階調」「明暗の差」で誤魔化さずに捉えていますね。

恐らくこれらの違いが、超広角の画像においても、全体的な印象として影響を与えていたものと考えます。

超望遠ズーム

X3の超望遠画角(5.7Kから切り出し)
X4の超望遠画角(8Kから切り出し)

続いてはめいっぱいズームした画像を比較。

正直なところ、ここまでズームすることはほぼ一生無いでしょうし、X3でもX4にとっても辛いクロップです。

ですが全体的な画質に与える要素を考察するのに、分かりやすいズームでして、このレベルは物体を正しく再現できるギリギリのズームと言えます。

X3の観覧車を見ると、ワゴン部分と蜘蛛の巣状の支柱部分も、どちらも空の色に同化しつつありますね。

何があるかは一目瞭然なのですが、若干空に消えかけているというのが正しいでしょうか。空の青色が影響しているので、白い支柱も青みがかって消えかけている所がチラホラ。

X4では支柱の白やワゴンの色が、X3よりも消えずに残っていますね。支柱はもちろん立体構造なので、手前側と奥側もどちらの支柱かなんとなくわかります。

ちなみにですが、X4の5.7K画質でクロップすると、以下のように支柱が青色に影響されています。

その他色や質感の再現はX3の5.7Kよりも綺麗ですが、支柱と空の境界は8Kの方が綺麗に分かれていますね。

X4の5.7K画質から切り出した超望遠ズーム

汎用的なカット(広角レベル)

X3の広角(5.7Kから切り出し)
X4の広角(8Kから切り出し)

最後は汎用的と思われる、広角~弱ズームレベルの画角で比べてみます。

これでも360度カメラとしては割とズームしているレベルですので、この画角よりも画質が悪く感じることはそうそうありませんね。

先ほどまでのX3とX4の違いを総合的に捉えると、細かいことを言わずとも感覚的に理解できると思います。

  • それぞれの色や質感がちゃんと分かる
  • 遠くの観覧車がパッとしている

例えばX4で右側オレンジ屋根をみると、日に当たって透けた発色の良いビニール部と支柱の違いを感じます。

木を見ると、空と木の色の違いや、「ワサッ」と生える感じがちゃんとします。

遠くの観覧車が消えかけていないので、金属遊具として存在感を残しています。

このように、X3やX4の画質にとって良い環境で撮影した場合でも、ここまでの差が出てきました。

ほとんどが晴天で撮影することが多いハズですので、上記の違いが最も参考になるかと思います。

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