アクションカメラを代表する2台、Insta360 Ace ProとGoPro HERO 12の比較記事です。
スペックだけでなく、起動速度やタッチ感度といったストレスレベルも比較したり、ファームウェアアップデート頻度など、公式サイトからの情報もまとめています。
Ace ProとGoPro 比較として最も詳しい比較レビューになったので、じっくりと比較したい方に最後まで見て頂きたい記事になりました。
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---|---|---|
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Insata360 Ace ProとGoPro HERO 12
まず、ざっとAce ProとGoProについてざっくりと。
トップ2を誇る画質
アクションカメラとして有名どころとしてはDJIがありますが、個人的に画質が良いのはAce ProとGoProが1、2だと思っています。
Ace ProとDJIの比較も以前行いましたが、Ace ProとGoProは近いですね。
知名度の高い「GoPro」
GoProはとにかく知名度で言えばNo.1です。
後半に話しますが、アメリカらしいブランディングで大成功した、言わずと知れたアクションカメラですね。
製品クオリティはHERO 10辺りでほぼ完成されていたと思われましたが、Ace Proの登場で人気は分かれています。
人気急上昇中の「Insta360」
製品力が一番あるのはInsta360です。
360°カメラ市場を開拓したと思ったら、人気急上昇と共にアクションカメラまで出してきた感じですね。
とりわけAce Proは性能が高く、マーケティングというよりも製品の魅力で選ばれている傾向。
アクションか?汎用性か?
ここからスペックや実際の使用感なんかを比較していくのですが、分かりやすい傾向が出来たので最初にお伝えします。
傾向としては、Insta360は汎用性が高く、Vlog撮影にも向いた高性能カメラ。
GoPro HERO 12は性能は劣りますが、アクション性能はAce Proより使いやすい項目が幾つかりました。
- ご自身がどんな用途で使いたいか?
- 性能に無駄は無いか?
- 特化したいか、使い勝手を求めるか?
こんな所に注目して、以降見て頂けると分かりやすいかと思います!
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Ace Pro vs GoPro【スペック比較】
簡単にスペック比較から。
スペックは見ればわかるので、ざっと紹介して次に進みますね。
Ace Pro | HERO 12 | |
---|---|---|
価格 | 67,800円 | 62,800円 |
センサーサイズ | 1/1.3インチ | 1/1.9インチ |
F値 | F2.6 | F2.8 |
レンズ | ライカレンズ | (記載なし) |
ISO | 100~6400 | 100~6400 |
最大解像度 | 8K | 5.3K |
スロー性能 | 4K/120fps | 4K/120fps |
画角 | 151°? | 156° |
写真解像度 | 4800万画素 | 2700万画素 |
夜間性能 | PureVideo | 低い |
焦点距離 | 0.35m 〜∞ | 0.39m 〜 ∞ |
耐水性 | 10m | 10m |
モニター | フリップ可能 | 両面 |
マウント | クイックリリース | ネジ固定 |
デジタルズーム | 画質劣化なし | 画質劣化あり |
水平維持機能 | 4K挟角 | 4K広角 |
対応温度 | -20°C〜40°C | -10°C〜35°C |
バッテリー | 1650mAh | 1720mAh |
バッテリー性能 | 高い | 低い |
充電速度(100%) | 46分 | 1~1.5時間 |
マイク | 3 | 3 |
重さ | 179.8g | 154g |
性能的にはAce Proが上回る項目が多いですが、一部GoProの方が良い項目もありますね。
それでは、重要な画質から比較していきます。
Ace Pro vs GoPro【画質と画角の比較】
Ace Pro | HERO 12 | |
---|---|---|
センサーサイズ | 1/1.3インチ | 1/1.9インチ |
F値 | F2.6 | F2.8 |
レンズ | ライカレンズ | (記載なし) |
ISO | 100~6400 | 100~6400 |
最大解像度 | 8K | 5.3K |
画角 | 151°? | 156° |
写真解像度 | 4800万画素 | 2700万画素 |
夜間性能 | PureVideo | ー |
デジタルズーム | 画質劣化なし | 画質劣化あり |
数値的なスペックはAce Proが上回りますね。
人間でいう「目」の役割をするのがレンズで、画像を捉える「脳」がセンサーサイズと考えると、何となく分かるかもしれません。
一方で、GoProの方が最大画角が広い事が分かります。
Ace Proの151°というのは、公式から発表される数値ではありませんが、GoProよりは画角が狭くなるのは比較すると分かります。
という事で、それぞれ対応する画角の広さを見ながら、画質も同様に比較していきますね!
アクション画角
Ace Pro | GoPro | |
---|---|---|
画角 | GoProに劣る | 超広角 |
画質 | 良い | 劣化が多い |
歪み | 小さい | 大きい |
まずは最大広角を見るために、Ace Proは「アクション画角」、GoProは「HyperView」の設定で撮影した動画から静止画を切り出します。
スワイプすることで比較できるように設定しました。
左がAce Pro、右がGoProになります。
最大広角は、右側GoPro HERO 12の画角が縦横共に広いことが分かります。
数値通りの結果が出ましたね。
ですが、GoProは広角由来のゆがみが端に大きく出ており、全体的な画質もなんとなくボヤっとしています。
アップしてみると良く分かりましたが、広角撮影でのGoProの画質劣化は著しいですね。
Ace Proの方は画質は良く保たれていました。
画角に関してはGoProの方が広いのですが、その分歪みと画質という点では、ちょっと無理をしているのかもしれません。
こちらの写真は双方共にノイズが目立つので、GoProの画質劣化もさほど気になりません。
それに狭い場所で室内全体を撮影する場合は、GoProのような超広角が有利ですし、歪みも含めて良さとして捉えることも出来ますね。
一方で白飛び具合を見てみると、Ace Proの方がダイナミックレンジが広いことが分かります。
画像処理エンジンの性能と、センサーサイズの大きさがこういった所で差が出てきますね。
超広角を高画質を維持したまま捉えるという意味では、個人的にはAce Proの方がバランスがとれているとは感じます。
GoProの画角の広さは、スポーツやアクションのように「画質<臨場感」を優先したい場合に活きてきそうです。
歪み補正画角
Ace Pro | GoPro | |
---|---|---|
画角 | 広角 | Ace Proに劣る |
画質 | 良い | 普通 |
歪み | なし | なし |
一方で、歪み補正の画角はAce Proの方が画角も広く、画質も良いという結果でした。
なおAce Proでは「デワープ」、GoProでは「リニア」を使用(どちらも歪み補正広角)しています。
歪み補正の画角の場合、GoProの方も画質は良いですね。
画角的に無理をしているのは、最大広角のHyperViewのみと思われます。
ズーム耐性
歪み補正画角では大きな画質劣化が見られなかったGoPro HERO 12ですが、ズーム時の画質には大きく差がつきました。
Ace Proの方には8K撮影が備わっているため、デジタルズームを行った際に画質が劣化しません。
上記の画像はさらにクロップしたものですが、細部の表現には大きく差が見られますね。
Ace Proが写真機としても機能すると言われるのは、ズーム耐性にもありそうです。
水平維持
Ace Pro | GoPro | |
---|---|---|
画角 | 挟角 | 広角 |
GoProが明確に優位な項目としては、水平補正をかけた際の画角はGoProの方が明らかに広いということ。
一般的な撮影シーンで水平補正を適応することはほとんど無いですが、エクストリームスポーツにおいてはGoProの方が傾きを気にせず撮影ができますね。
アクションカメラという軸がブレない、GoProの良さの一つ。
なお手振れ補正の水準は、GoProもIsnta360も同様に高水準。
とはいえシーンが限られているゆえに、Ace Proは水平補正を半ば諦めているように感じます。
というのも水平補正が生きてくるような一般的な撮影は、Xシリーズのような360°カメラが全て解決しています。
使いやすさ・水平補正・超広角共に、アクションカメラよりも360°カメラの方が使いやすい場面は実際に多いですね。
Insta360は売れ筋の製品数の多さから、Ace ProとXシリーズで住み分けをしているように感じました。
Ace Proが無理に画角を広くせず、歪み補正や画質を優先している理由もこれで説明が付きますね。
MAX2.0レンズ
HERO 12 | X4 | |
---|---|---|
最大画角 | 177° | 170°(360°) |
GoPro HERO 12では、MAX2.0レンズが別売りで取り付け可能です。
これによりさらに広い177°の画角で撮影できるようになるため、実質の最大画角はもっと広いことになりますね。
Insta360の方はX4があるため、シングルレンズで170°と360°カメラの方に譲った形になりそうです。
ただしアクションカメラとして使用する場合においては、X4よりもGoProの方が使いやすいと感じる場面が多いため、ユーザーによってはMAX2.0レンズの需要はあると考えて良さそうですね。
夜間性能
Ace Pro | HERO 12 | |
---|---|---|
夜間性能 | PureVideo | ー |
夜間性能に関してはAce Proの圧勝で、下記動画を見れば明確です。
Ace Proでは夜間撮影において、夜用に設定されたモード「PureVideo」を使用。
感度を上げつつ低照度ノイズを補正しているっぽいのですが、中で何が起きているのかは謎です(笑)
とにかくInsta360はAI補正性能に自信があるようですが、Ace Proはアクションカメラで初めて夜間撮影に適応したモデルと言えますね。
PureVideoモードは夜間以外にも、やや薄暗い場面においても有効に感じています。
先ほど広角で比較した室内を、歪み補正+PureVideoで撮影してみましたところ、Ace Proの方がノイズの少なく白飛びもしていませんね。
- 最大広角の広さ
- MAXレンズ2.0の存在
- 画角を維持した水平維持
最大画角の広さ・MAX2.0レンズ・水平補正性能など、GoProはとにかくアクション性能を求めたスペック配分と言えます。
- 最大広角の画質の良さ
- 歪み補正画角の広さと画質
- 夜間撮影の画質
一方でAce Proは、最大画角の広さや水平補正性能をXシリーズに譲りつつ、Vlogカメラとしての使いやすさと画質を優先しているスペックに感じましたね。
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特に画質に関してはアクションカメラ随一で、日中夜間問わずに見事な描写です。
アクションに特化したGoProと、総合的に完成度の高いAce Proの特徴は、画質以外でも見えてきます。
Ace Pro vs GoPro【スロー再生】
Ace Pro | GoPro | |
---|---|---|
4倍スロー | 4K120fps | 4K120fps |
8倍スロー | 1080P240fps | 2.7K240fps |
スロー再生は、4倍スローの120fpsはどちらも4K対応。
しかし、8倍スローはGoProの方が2.7Kと画質が高いです。
とは言え一般ユーザーで2倍を超えるスローはほぼ使う事が無く、僕自身も2倍がほぼ限度。
8倍撮影も2.7K対応しているGoProは、やはりアクション性能を意識してのことでしょうか。
Ace Pro vs GoPro【ハード面】
続いては外観や基本構造などの、ハード面を比較していきます。
Ace Proの特徴的な構造は、GoProと比較することで使いやすさなどが見えてくるので、ここも必見です。
マウント
GoProは従来のネジ留め式、Ace Proはクイックリリースを採用。
長く使うほどに感じるのですが、クイックリリースマウントの方が確実に使いやすいです。
上記写真のように、自撮り棒→手持ち撮影→バイクなど、マウント間での移動がワンタッチでスムーズ。
スキースノボユーザー的にネジ式マウントは、リフト上でネジ紛失リスクとの戦いだったり。
固定部位が小さいので耐久性を最初は心配しましたが、よほど心配の必要は無かったです。
取り外しは簡単な割に強固だったので、外れるほどの衝撃ならば、おそらくカメラ側が逝ってしまうと思う程でしょう。
スクリーン
スクリーンははAce Proがアクションカメラで初めて(GO 3を除く)、フリップ式を採用しました。
GoProは従来通りの前後スクリーンですね。
スクリーンについても、確実に可動した方が使いやすいと感じました。
自撮りの際に画面が見やすいのはもちろんの事、上記の写真のように簡単な三脚として扱えます。
これがなかなか便利でして、地面に置くとき微調整が出来るのです。
構図が設定しやすいという点で、高い画質を活かせていると感じました。
フリップスクリーンの耐久性に関しても、心配は触る前まででした。
可動部が破損するほどの衝撃があるとするならば、スクリーンやレンズが壊れて使い物にならなくなるレベルと思って良いでしょう。
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ただし弱点としては、後述する重さに関わってきそうです。
重さ
Ace Pro | GoPro | |
---|---|---|
重さ | 179.8g | 154g |
重さはGoProの方が25.8g軽いです。
おそらくフリップスクリーン・1/1.3インチセンサー・大型レンズなど、Ace Proの方が重くなるのは察しがつきますね。
手持ちカメラやVlog撮影においてAce Proはストレスになりませんが、ヘルメットの上に取りつけるならGoProの方が扱いやすいです。
Ace Proはマウントを介するので、本体重量よりもさらに少し重くなりますね。
ここでも、GoProのアクション優位な項目が見えてきます。
バッテリー性能
Ace Pro | GoPro | |
---|---|---|
熱暴走 | 68分(熱停止無し) | 22分 |
-18℃撮影 | 86分 | 73分 |
バッテリー耐性は、Ace Proの方が高いです。
4K120fpsの同条件撮影にて、GoProは22分で熱停止しましたが、Ace Proはバッテリー限界の68分を撮影し続けました。
耐寒性能を示す-18℃の撮影においても、Ace Proの方が消耗は少ないという結果でした。
起動時間
Ace Pro | GoPro | |
---|---|---|
起動時間 | 2.6秒 | 4.1秒 |
ボタンを押してから操作可能になるまでの時間は、Ace Proの方が立ち上がりが早いです。
個人的にはAce Proに慣れてしまったので、改めてGoProが立ち上がりに4秒以上要するのは、結構なストレスに感じるように。
早いに越したことはありません。
タッチ感度・ボタンの反応
Ace Pro | GoPro | |
---|---|---|
感度・反応 | 即時 | 0.5秒程かかる |
Ace Proの方がスクリーンのタッチ感度やボタンの反応が良く、明らかにストレスが少ないです。
GoProはやや強めに指を抑えなければなりませんし、反応も0.5秒ほどの「ラグ」を感じます。
体感的には、iPhoneと低スペックスマホくらいの差を感じるので、ストレスレベル的にはかなり違うかと。
濡れた指での操作もかなり違うので、アウトドアにおける操作性もAce Proに軍配。
もちろんGoProも昔よりは感度が良くなったとは感じますが。
Insta360 vs GoPro【アプリ性能】
接続の早さ
アプリ接続の早さに関しては、GoPro Quikアプリも頑張りました。
HERO 11まではInsta360アプリの方が明らかに早かったのですが、HERO 12から接続が早くなり、QuikはInsta360アプリと同等の早さに感じます。
編集性能
エフェクトの数・編集の自由度は、GoPro QuikアプリとInsta360アプリでほぼ同等。
使う音楽の時間に合わせて尺を調節してくれる機能がある分、わずかにGoPro Quikアプリの方が使いやすいと感じました。
ただし、GoPro Quikの編集機能は年間6000円の課金制であり、加入時の本体割引も無くなったため、コスパは非常に悪いです。
GoProアプリの課金とほぼ同等の機能が無料で使えるので、Insta360アプリの方が良心的ですね。
360°動画編集性能はInsta360アプリの方が高いですが、今回は割愛です。
Insta360 vs GoPro【サポート体勢】
サポート体勢は、Insta360とGoProから無料の保証と有料の保証が決められています。
1年保証
初期不良はAce Pro、GoPro共に1年間保証されます。
なお、レンズガードの破損に関しては、Ace Proは1年間の無料保証があります。
有料保証
GoProは年間6000円の課金(初年度3000円)により、理由を問わない本体交換(年2回まで・手数料は有料)が可能。
Ace ProはFlexiCareが4,400円で1年間有効(年2回まで・送料無料)。
有料保証を利用する場合については、2年目以降からInsta360の方が割安になる計算ですね。
サポート
GoProは基本的に、製品リリース後にアップデートを行いません。
下記は公式から発表されています、HERO 12に対するアップデート内容です。
- ユーザーインターフェイスを全般的に改善。
- 一般的なバグを修正。
バグの修正等、必須項目は改善しているようですが、特に製品発表後の機能向上等は見込めないと思って良さそうですね。
一方Isnta360に関しては、製品発売後も随時更新を行うため、購入時よりも画質が良くなったりします。
下記が発売より1年以内に更新された、Insta360 Ace Proに関連するアップデートの内容です。
- 「ドイツ風」カラープロファイルの追加(Leica vivid・Leica Natural)
- カメラ内水平維持の追加
- 低照度性能の向上
- Bluetooth接続機器の増加
- 水中撮影の色味改善
- 新しいバッテリー表示
- Insta360 Studioのアップデート(編集機能追加)
- アクティブHDRアップデート
- クラリティーズームの対応動画増加
- GPSデバイス対応機器増加
- webカメラモードの追加
特に太字で示した3つの項目については、画質の向上に関するアップデートです。
GoProは製品開発にそこまでコストをかけない企業(ブランディングにより投資する)ですが、Insta360は製品力でアピールする傾向にあります。
こうした更新頻度に関して言えば、Insta360はかなり積極的ですね。
購入後も安心・より良い製品になる事が期待できるという点では、Insta360は良い選択と言えそうです。
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Insta360とGoProのマーケティング比較
ここまでInsta360のAce ProとGoPro HERO 12を比較しましたが、性能差が結構見られました。
全体的に性能が良く、使い勝手やストレスも少ないのがInsta360 Ace Pro。
アクションに特化した性能を持つのが、GoPro HERO 12という傾向がありました。
これは双方のマーケティング戦略やコストを見ると理解できるかもしれません。
Isnta360は開発費にコスト
Insta360の創設者は開発者なので、自社製品は主に開発費にコストをかけているとのこと。
タッチ感度の良さ、バッテリー性能、起動速度、アップデート頻度、新しい構造などなど、従来のアクションカメラよりも細かい性能が良いのも頷けます。
マーケティングとして協業するのは、主にSNSで影響力のあるインフルエンサー等なので、広告費はGoProよりかなり抑えられていると推察もされますね。
その分製品開発にコストを回せるという訳でしょう。
GoProはマーケティングにコスト
一方でGoProがコストをかける先は、アスリートや大型のスポーツ大会のスポンサーとしてです。
アメリカらしい大がかりなマーケティングによりここまで知名度を上げましたが、大型スポンサーを維持するにはコストがかかると推察されますね。
HEROシリーズがなかなか性能を上げないところから推察するに、製品開発に回すコストはInsta360よりもかなり小さいと考えられます。
GoPro | Insta360 | |
---|---|---|
創業 | 2002年 | 2015年 |
CEO | ニック・ウッドマン 1975年生まれ | JK Liu 1991年生まれ |
所在 | アメリカ カリフォルニア州 | 中国 広東省 深セン |
メイン拠点 | 東京、ミュンヘン パリ、深セン、ルーマニア | 東京、ロサンゼルス、ベルリン |
従業員 | 現状970人くらい 870人まで人員削減の予定 | 1,500人 |
Instagramフォロワー | 2085万人 | 196.1万人 |
製造国 | 中国 | 中国 |
実際企業規模から考えると、Insta360の1500人と比較して、GoProの1000人未満という従業員は少なすぎるようにも感じます。
製造国がどちらも中国ですので、Insta360は自社工場でシームレスな製品開発が出来るのも利点の一つでしょう。
Ace ProかGoProのどっちがお得か?という視点で考えた時、製品力に還元されているという意味では圧倒的にAce Proになります。
【まとめ】Ace ProとGoPro HERO 12の比較
ここまでInsta360 Ace ProとGoPro HERO 12を比較しましたが、おさらいします。
Ace Pro | HERO 12 | |
---|---|---|
価格 | 67,800円 | 62,800円 |
センサーサイズ | 1/1.3インチ | 1/1.9インチ |
F値 | F2.6 | F2.8 |
レンズ | ライカレンズ | (記載なし) |
ISO | 100~6400 | 100~6400 |
最大解像度 | 8K | 5.3K |
スロー性能 | 4K/120fps | 4K/120fps |
画角 | 151°? | 156° |
写真解像度 | 4800万画素 | 2700万画素 |
夜間性能 | PureVideo | 低い |
焦点距離 | 0.35m 〜∞ | 0.39m 〜 ∞ |
耐水性 | 10m | 10m |
モニター | フリップ可能 | 両面 |
マウント | クイックリリース | ネジ固定 |
デジタルズーム | 画質劣化なし | 画質劣化あり |
水平維持機能 | 4K挟角 | 4K広角 |
対応温度 | -20°C〜40°C | -10°C〜35°C |
バッテリー | 1650mAh | 1720mAh |
バッテリー性能 | 高い | 低い |
充電速度(100%) | 46分 | 1~1.5時間 |
マイク | 3 | 3 |
重さ | 179.8g | 154g |
まず、最大広角・8倍スロー画質・水平維持機能はGoPro HERO 12が上回りました。
とはいえ画質・歪み補正画角・ズーム画質・夜間画質・ダイナミックレンジなど、画質に関わるすべてでAce Proが上回ります。
フリップスクリーンやクイックリリースマウントの方が使いやすいと個人的に感じますが、好みがあるかもしれませんね。
タッチ感度・熱停止・起動速度など、使用感やストレスレベルはAce Proが優秀。
製品開発にコストをかけたり、購入後も画質向上が期待できるという点からも、よりお得なのはAce Proだと思います。
ただし水平維持機能や軽さなど、ヘルメットを用いたアクションと相性が良いのはGoProの方なので、ユーザーによっては需要が分かれそうですね。
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