2023年末に突然現れた、Insta360のアクションカメラ「Ace Pro」
熱処理の弱さやセンサーサイズの小ささで、最近立場が揺らぎ始めた「GoPro HERO」
実はひっそりと、それなりにニーズがある「Osmo Action 」
前にGoProとAce Proを比較しましたので、次はOsmo Action 4と徹底的に比較してみようと思います!
- DJI Osmo Actionはコスパが良い
- Ace Proは圧倒的に画質が良い
- 便利なのはAce Pro
- 小ささや耐水性はOsmo Action 4
簡単に言えば、重要な性能に関しては、Ace ProにOsmo Action 4は勝てません。
ですが、小ささ・耐水性・価格のみの点で、Osmo Action 4は圧倒的に有利でした。
もっと簡単に言うと、安いのが良ければDJIを選ぼう!
ってことになるかもしれませんね(笑)
ところで、Insta360・DJI・GoProがどんな特徴を持つのか、知らない人もいらっしゃると思いますので、軽く触れておきましょう。
自分好みのカメラが分かるかもしれません!
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Ace Pro | スクリーンプロテクター | |
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Insta360・DJI・GoProの特長
Insta360というメーカーは、実は映像をメインに考えているメーカーです。
今回比較するDJIは、言わずと知れたドローンのトップ企業。
市場規模が急増しているドローン企業なので、余力がある売り上げを活かして、2014年からアクションカメラを発売し始めました。以前にもOSMOシリーズは発売していたので、OSMOのアクション版と言ったところ。
Osmo Action は四代目となり、現在はOsmo Action 4となっています。
ちなみに王者GoProの創始者はサーファーで、自分の姿を残そうとしたことから始まりました。
ですのでGoPro HEROシリーズは、映像というよりもアクション寄り。スキースノーボード、マウンテンバイクのアスリートなどに積極的に関わっているので納得です。
一方Insta360の根底には、良い映像を作るという、クリエイティブな思想があります。
目指す先はSONYや富士フイルムといった、映像や写真のメーカーであり、ここがGoProとの違いになりそうですね。
よってGoProは、欧米などの激しいアクションをするユーザーに、めっぽう人気。
DJIはドローンカメラのノウハウ、OSMOのブレ補正などのノウハウをアクションカメラに注入しました。
一方でnsta360は、クリエイターやガシェット好きから好まれる印象であり、年齢層もGoProよりもやや高いようです。
GoProはプロアスリートのようなアクション系に人気
Insta360はクリエイターやガシェット好きに向く
DJIは小さくてコスパが良いのが利点
コチラの比較では、HERO 12はアクション向きであり、Ace Proは映像が綺麗だったという結果になっています。
今回DJIとInsta360の比較では、画質を取るか、コスパを取るか。
というところに焦点が当たりそうです。
スペック比較
【Ace pro】VS【Osmo Action 4】
Ace Pro | Osmo Action 4 | |
---|---|---|
価格 | 67,800円 | 44,000円 |
センサーサイズ | 1/1.3インチ | 1/1.3インチ |
F値 | F2.6 | F2.8 |
レンズ | ライカレンズ | (記載なし) |
ISO | 100~6400 | 100~6400 |
最大解像度 | 8k | 4k |
スロー性能 | 4k/120fps | 4k/120fps |
写真解像度 | 4800万画素 | 1200万画素 |
焦点距離 | 0.35m 〜∞ | 0.4 m 〜 ∞ |
耐水性 | 10m | 18m |
モニター | フリップ可能 | 両面タッチ |
マウント | クイックリリース | クイックリリース |
デジタルズーム | 画質劣化なし | 画質劣化あり |
対応温度 | -20°C〜40°C | -20°C〜45°C |
バッテリー | 1650mAh | 1770 mAh |
充電速度(100%) | 46分 | 51分 |
マイク | 3 | 3 |
重さ | 179.8g | 145g |
性能の優劣が付いた箇所を太字に、特に重要だと感じた箇所にハイライトを入れました。
主にAce Proは、画質に影響する性能が高いことが分かります。
対してOsmo Action の方は、1万円程コスパが良く、耐水性と重さの面で有利です。
価格
Ace Pro | Osmo Action 4 | |
---|---|---|
価格 | 67,800円 | 58,300円 |
結構重要な項目であり、おそらく皆さんも気にするところでしょう。
両者の価格差は、割引などを考慮しなければ、9,500円の差となります。
Osmo Action は、GoProシリーズも含めて、大手アクションカメラ最安値ですので、ここで選ぶ方も多いと思われます。
逆に言えば、Ace Proは9,500円分の性能差が無くては意味がありませんよね。
続いて実写比較に移ります。
【実写】画質比較
Ace Pro | Osmo Action 4 | |
---|---|---|
センサーサイズ | 1/1.3インチ | 1/1.3インチ |
F値 | F2.6 | F2.8 |
レンズ | ライカレンズ | (記載なし) |
ISO | 100~6400 | 100~6400 |
最大解像度 | 8k | 4k |
スロー性能 | 4k/120fps | 4k/120fps |
写真解像度 | 4800万画素 | 1200万画素 |
夜間性能 | 高い | 低い |
焦点距離 | 0.35m 〜∞ | 0.4 m 〜 ∞ |
画質に構成するのはこの辺りの性能ですね。
やはり気になるのはライカと共同開発したレンズを搭載した、Ace Proの描写力。
F値は僅かにAce Proが良いですが、センサーサイズは一緒なので、本来暗所性能に差はあまりつかなさそうですが…
結論からすると、全般的にAce Proの性能が良く、以下のようになりました。
- 日中屋外:Ace proが少し良い
- 屋内拡大:Ace Proが僅かに良い
- 暗所性能:明らかにAce Proが良い
センサーサイズの小さいHERO 12でも、日中の性能はAce proといい勝負をしていたので、この点Osmo Action の描写は価格なりに落ちるかな、と言った印象を受けました。
上は日中晴天の様子です。
DJIは色の表現がどことなくコントラスト強めな感じ。明暗に弱いのか、影の部分が他2社と比べると暗く見にくいです。
とはいえ太陽の処理は今回上手くできていたので、日中の表現に大きな差は無いかもしれません。
続いて、アクションカメラを三脚固定し、細部の描写を見てみました。
Ace Proは8K(4800万画素)撮影も可能ですが、今回はOsmo Action に合わせて1200万画素に落として撮影。
8K画質はサイズが大きくなるので、Insta360公式としては大々的にアピールしていないとのこと。
画角はゆがみ補正で統一しましたが、ぱっと見は似たような感じです。
ただ、Osmoのほうが色味や質感がややあっさりしている?
ように感じられます。
これはAce ProとHERO12の比較でも感じましたが、Osmoのほうが顕著です。
文字はOsmoのほうが見やすい場所もあればAce Proのほうが見やすい場所もあります。
家にあったネコバスを置いてみましたが、毛糸の質感はAce Proがよく表現されていますね。
色味に関しては、Ace Proが肉眼に近い再現をしています。
また注目したいのは、後ろの土壁(珪藻土)の模様について。
Ace Proは壁の模様が上手く表現されていますが、Osmoのほうは模様が半分ほど消えています。悪く言えば、陰影が誤魔化されている、という表現が近しいですね。
平面の箇所に、色味の差はあれど、質感はそこまで分かりません。
やはりライカと共同開発したレンズは伊達じゃない様で、しっかり描写に現れていました。
拡大しないと分からないような質感でしたが、昨今はどれも高性能化しています、ぱっと見の深みに与える影響というのは無視できませんよね。
Ace Proのほうが描写力は高い
なお、Ace Proがメインに勝負を仕掛けてきたのは、この暗所性能でした。
GoProとDJIと比較すると、明らかにAce Proは滑らかであり、かつ画像のちらつきもありません。
センサーサイズが1/1.3なのは同じなので、正直DJIとここまで差がつくとは思っていませんでした。
どうやらInsta360の方は、AI処理能力が高いらしく、そこが勝敗の決めてとなっているようです。
昨今のiPhoneや高性能スマフォが、小さいカメラながらに画質が良いのと、おそらく同じ原理。
上の画像も動画からクロップしただけですが、固定せずにこのブレの無さは正直凄いです。
夜間性能は圧倒的にAce Proが良い
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外観比較(大きさ等)
Ace Pro | Osmo Action 4 | |
---|---|---|
重さ | 179.8g | 145g |
大きさに関しては、正直結構違ってきます。当然重さにも影響してくるため、アクションに向いているのはDJIの方だと感じています。
Ace proを手に載せてみますとこんな感じ。
昨今のアクションカメラは大きくなってきたなあと、実感するサイズです。
対してOsmo Action はこんな感じ。
最近のアクションカメラにしては、少し安心するサイズです。
正直アクションカメラが同じ性能なら、小さければ小さい程使いやすいとは感じます。
逆にAce Proの大きさは、アクションカメラにしてはギリギリの範疇。
本格アクションカメラというよりも、ガシェット好きやクリエイターに向けた、画質重視の映像端末であることが、大きさからも感じられますね。
ハード面の比較
Ace Pro | Osmo Action 4 | |
---|---|---|
耐水性 | 10m | 18m |
モニター | フリップ可能 | 両面タッチ |
マウント | クイックリリース | クイックリリース |
まず大きな違いは、フリップスクリーンの有無。
これの存在は思ったよりも大きく、とりあえずインカメ風にしたときの見やすさがありますね。
思いのほか便利だったのが、三脚風の使い方。
広角レンズという特性上、よく集合写真やローアングル撮影に用いられてきたアクションカメラですが、この置き方は正直使いやすいです。
場所が悪くても本体が置きやすいうえ、上方向への角度付けも可能。
なんならこの方式で、挟んで使う事も可能。
やっぱりクリエイター向けのカメラですので、使い方が多岐にわたるようになっているでしょう。
なお、構造についてはかなり丈夫そうですので、スクリーンを畳んでおけば衝撃でも破損することは無いでしょう。
逆にOsmo Action が偉いなと思った点は、ケースの存在。
どれだけ耐衝撃性が上がったとしても、モニター部分の「割れ」に関しては弱点です。
GoProも落としたら割れるように、できればケースはあるに越したことはありませんね。
この点Osmo Action はケース有りなしで選べるので、安心感がちょっと上がるでしょう。
なお、マウントはどちらもワンタッチ形式を採用。
GoProと比べて圧倒的に使いやすいと感じる点でもありまして、両者ともにポイントが高いと感じます。
なお、丈夫さや使用した感触につきましては、どちらも優劣の無さそうな感じでした。
Ace Proはモニターが使いやすい
破損への安心感はOsmo Action が良い
マウントはどちらもGOOD!
もう一つ、Osmo Action のほうは18m防水なので、究極的なダイバーであれば使うかもしれません。
一般的なダイビングでも5mが限界なので、どちらかと言えばケースの有無が大切そうですね。
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水平維持機能
Ace Pro | Osmo Action 4 | |
---|---|---|
水平維持 | 4Kやや狭い画角 | 1080P広角 |
手振れ補正に関しては、どちらも大差ない、というのが正解でした。
違いがあったのは、水平維持機能について。
45度水平維持までは、どちらも大差ありませんでしたが、360度水平維持に違いがみられました。
Ace Proの360度水平維持は、画質は4K撮影が可能ですが、画角が少しだけ狭くなります。
こちらはGoProとAce Proの比較になりますが、GoProの画角とDJIの画角は同じくらいと思ってください。
よく見ると、右のAce Proの方の画角のほうが少しだけ狭いですね。
ですが、Osmo Action の360度水平ロックにつきましては、1080Pの最低画質のみの撮影しか対応しません。
これらの点で、水平維持に関しては、HERO 12が良いという結論になっています。
↑よければご参照ください。
まあ、360度水平ロック機能なんてのは、常人であればほとんど使わない機能です。
Ace Proもクリエイターがほとんど使わないと踏んで、ここの機能を落としたと思われます。
アクションに向いたサイズとするならば、Osmo Action のほうが360度水平ロックは使う場面があるかもしれません。
水平ロックは同等程度と考えてよい
バッテリー性能比較
Ace Pro | Osmo Action 4 | |
---|---|---|
バッテリー性能 | 高い | 高い |
バッテリー | 1650mAh | 1700mAh |
対応温度 | -20~40℃ | -20~45℃ |
充電速度 | 46分 | 51分 |
続いては結構大切な、バッテリー性能です。
長年アクションカメラを悩ませてきた、本体の発熱と寒冷地への対応力につきましては、どちらも克服していました。
というのも、-18℃の冷凍庫でバッテリーが無くなるまで撮影してみたところ、GoPro以外はどちらも良い成績を残しました。
GoPro HERO 12 | Insta460 Ace Pro | DJI Osmo Action 4 | |
---|---|---|---|
録画時間 | 73分 | 86分 | 86分 |
公式のー20℃まで対応というのは、ウソでは無さそうですね。
GoProも以前のモデルと比べるとかなり健闘していますが、白バッテリーでこれなので、もう少し頑張って欲しいです。
GoPro HERO 12 | Insta460 Ace Pro | DJI Osmo Action 4 | |
---|---|---|---|
容量 | 1720mAh | 1700mAh | 1770 mAh |
バッテリー残量 | 34% | 49% | 50% |
続いて高負荷で30分撮影した場合につきましても、GoProのみのヘリが早いという結果に。
GoProはまだまだ発熱してしまうので、無駄に電力を使ってしまう傾向があるようです。
二つの実験から得られた結果としては、Ace ProもOsmo Action もバッテリー性能はどちらも良い、ということでした。
バッテリー性能はどちらも良好!
その他便利機能の違い
あとは、その他便利機能を紹介します。
まずはマウントにつきましては、Osmo Action が縦型マウント対応。
ケースに入れることで可能になるシステムでして、もしかしたら使う場面があるかも?
録画のキャンセル機能
個人的に大きいと感じたのが、この録画のキャンセル機能。
アクションカメラって、その場で消す習慣があまりないと感じるのは、僕だけでしょうか?
狙ったアクションや瞬間を欲するアクションカメラにとって、要らない動画がフォルダに増えまくる経験をしてきました。
なぜ今までコレが搭載していなかったのだ?
そう思うほどに便利でしたので、おそらく来シーズンから他のメーカーでも定番化するかもしれませんね。
動画からスナップショット
Insta360は公式アプリで動画を確認、好きなタイミングで写真の切り出しが可能です。
これをスナップショットと言います。
DJIもGoogleフォトに移動させれば出来るのですが、まず手間ですし、画質の劣化とかも気になる。
これはGoPro側にもある機能なので、もしかしたら来年から搭載するかもって、思っております。
写真を撮るより、僕は動画から切り取って写真を作っています。
その方が良い瞬間を狙えるので!
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その他機能
Ace Pro | Ozmo Action 4 | |
---|---|---|
動画スナップショット | ||
録画を一時停止 | ||
録画をキャンセル | ||
ダッシュカムモード | ||
ハイパーラプス | ||
プリ録画 | ||
スター・トレイル | ||
ライトペインティング | ||
ループ録画 | ||
ハイライト | ||
Wifiライブ配信 | ||
タイムコード同期 | ||
予約録画 | ||
アプリモーションブラー | ||
見えない自撮り棒 | ||
AIフィルター | ||
アプリのバックグラウンド・ダウンロード |
こうしてみてみると、やはり後発のAce Proのほうが機能が多いですね。
GoProも機能が多かったですが、優秀な「見えない自撮り棒」はDJIも同様に搭載、録画キャンセルやアプリのバックグラウンドダウンロードなどの便利機能は、Ace Proのみの搭載。
ということで、細かい便利機能を良い所取りしているのが、Ace Proって気もしました。
結論
- 画質や映像なら、Ace Pro
- 小型で安いのは、Osmo Action 4
- 使いやすいと感じたのは、Ace Pro
こんなところでしょうか?
Ace Proは 1/1.3インチセンサー搭載、ライカレンズ、高いAI性能を持つことで、今までのアクションカメラの常識を覆す画質を手に入れました。
夜間はAce Proの一人勝ち、日中はAce ProとGoProが良いと感じ、室内はAce proが僅かに上回ると感じています。
ということで、よほどのアクションをする方で無ければ、Ace Proが最も満足度が高いカメラで間違いないでしょう。
水平ロック機能については、GoproはAce Proに上回るということで、優劣が付きました。
しかしAce ProとOsmo Action はどちらもHERO 12に勝てませんでしたので、手振れの面でもAce Proとの差別化は出来ていないように感じます。
やはり多くの機能で上回るAce Proは、画質の面でも使いやすさの面でも、満足度の高い一台と言えるでしょう。
Osmo Action が対抗するとしたら、やはり軽さと価格面です。
Insta360側は公式サイトで購入により無料特典も付きますので、それらを加味した価格差で、どこまでOsmo Action で妥協するか、といった選び方がキモになってきそうです。
HERO 12と違ってOsmo Action は、バッテリー性能もAce Pro同等なので、足を引っ張る性能はそこまで無さそう。
小さくてアクションに使いやすいOsmo Action
クリエイターやガシェット好きはAce pro
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