物欲を全開で刺激してくる、Insta360 GO3Sのレトロカメラ。
既存ユーザーさんはアクセサリーとして、レトロビューファインダー買っても良いですし、GO 3Sのホワイト版からレトロキットを選択できます。
見た目と大きさは「アクセサリー」


特徴は「上から確認する」タイプの、ウエストレベルの光学ファインダー。
これが珍しく、それでいておもしろい。
おそらく「KODAC チャルメラ」をオマージュしたであろう、レトロブームに乗っかったアクセサリー。
けれど、ひと工夫あるデザイン。
この、とって付けたような「レトロ」を振りかざさない辺りが、実にInsta360らしいカメラだったなと感じました。

とはいえ、「めちゃくちゃ使いやすい!」とは言えず、使い心地は人を選ぶと感じもします。
- 正直クセのある「ファインダー」
- 後から確認するという「ひと手間」
- 最新モデルに劣る画質
個人的には、アクセサリー感覚で手軽に楽しみつつ、それでいて感じる「じれったさ」みたいなのを愛でつつ楽しみたいな、って感じがしました。


その場では思い出を気軽に残して、帰った後に、撮れてた写真を振り返るところまでを、旅行として楽しみたい。
こんな温度感で、僕は好きでしたね。

ハマる人はハマると思うんで、ぜひレビューをこれより見て、自分に合うか確認していってくださいな!
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GO 3S レトロキット|使ってみた
光学ファインダー
まず、第一にテンションが上がったのがこれ。


こ、光学ファインダーじゃあないですか、、、!
2020年代に入り、カメラの「ミラーレス化」によって消えていった、レンズを通した景色をファインダーで見れる、というやつ。



電子スクリーンじゃないってことよ!
電子スクリーンのように、0.01秒のラグも無い、リアルタイムの景色がファインダーから映し出される感覚は、やっぱり良い、良い!(ヲタ)


正面のレンズで景色を捉え、上のファインダーで覗くので、中におおよそ45°のミラーが入っている、ということ。
つまりレトロキットは、上から覗いて撮影するタイプ。
分類上、「ウエストレベルファインダー」ってやつに該当するんだとさ。


とはいえこのウエストレベルファインダーってのは、非常にクセのある使い心地。
使い方は、あとで説明するね。
自撮りミラー
あと、これも可愛いのだ。


光学ファインダーの上に蓋をすることで、ちょっとしたミラーになる。
え?ミラーじゃないって?


ミラーじゃないですか!ほら!
これは本当にミラーなのですか?
そう言いたくなるくらいの、控えめなデザインではありますが、自分のシルエットで自撮りには十分すぎるほどに機能する。
ギラついたミラーでは無く、「雰囲気ミラー」だって良いのです。


ちなみにミラー化するには、下部に引っ付いている「フタ」を外して、ファインダーを隠す必要があります。
弱いマグネットでひっそりくっ付いているので、やさしく外して、乗っけてあげる感じ。
控えめなミラーのためだけの、ひと手間なのだけど、使い心地の良いデザイン。
アクセサリー的な感覚
ベースがGO 3Sのカメラ単体なので、そりゃあ小さい。


スマホやワイヤレスイヤホンと一緒に置いてみましたが、大きめのアクセサリーくらいの感覚。



「これも持って行こう」って思えるサイズよね。
どう考えても、KODAK Charmeraをオマージュしただろう、っていう見た目をしていまして、アクセサリー感覚ってのもまさに最近のはやり。
リーシュでつないでおけるので、肩掛けにしたり、手にグルグル巻いて持ち運んだり。


感覚としては、アクセサリーとカメラの中間みたいな感じよね。
普通のアクセサリーカメラと違う所は、当然ながらGO 3Sと同じように使える、という事。
GO 3Sとして使える
あくまで今回のレトロキットは、レトロビューファインダーに入れて、写真を楽しむための「モデル」であって、元は普通のGO 3Sなのです。


なので、Tシャツ・自撮り棒・マウントに引っ付けて、ミニアクションカメラと同様に使う事ができるんですよね。




これは過去にGO 3Sで撮影したものですが、こんな感じのが撮れます。








追加でアクセサリーを購入すれば、GO 3Sと同じ。








好きなものを追加しちゃえばOK。



なので、ただのアクセサリーカメラとはそもそも違うんです!
その代わり、GO 3S本体が無いので、スマホアプリで画面確認する必要はありますがね。


GO 3Sで撮影した動画に関しては、こんなのが撮れますよ(普通のGO 3Sで撮った時の)↓
スマホは「かざすだけ」で接続
GO 3S本体のスクリーンが使えないので不便、と思いきや、スマホアプリの爆速接続により解決。
NFC接続ってやつで、スマホにかざすだけでアプリ接続が行われます。
いわば「マイナンバーカード」をスマホで読み取る時と同じ所作でして、ペアリング&接続後は、カメラの電源を切るまで表示が爆速で行われます。



なんならスクリーンで見るより見やすくていいかもww
スクリーンが無いというデメリットを、上手にクリアしてきた印象ですね。
むしろ「確認しなくても良い」
フィルムカメラ、富士フィルムX half、スクリーンの無いデジカメ等々、、、
最近では、こうした「スクリーンレスカメラ」とか「すぐに見れないカメラ」ってのも流行り。


むしろ、スマホと接続しなければ撮った写真は見ない、見られない、ってのも乙なものですな。



脳内ドーパミン過剰分泌の、令和という時代。
こうした「じれったさ」だとか、「不確定を楽しみにする」って心構えも、大切にしたいものです。


スマホのようにその場で確認しながら撮るものいいけど、帰って確認する楽しみを取っておく。
くらいに考えてもイイと思うんですよ。


むしろその方が、「思ったよりイイ感じに撮れてた」
っていう喜びがまさる時だってある。



最初は不便に感じるけど、慣れるとフィルムカメラみたいなじれったさが、楽しくなってくるの。
この辺の写真は、離島に行ったときの、なんて事の無い写真。




奥さんとカメラを持つのを交代して、適当なタイミングで撮影しているだけ。
ポケットからサッと出したり、アクセサリーとして持ち運べるがゆえに、気軽にその場を撮影できる。
普段はミラーレスカメラで、構図を意識して撮ったりしているんで、このプレッシャーの無さもまた、心地が良かったですね。
フィルターが使える
既存のGO 3Sユーザーさんは使えませんが、レトロキット限定で、NCフィルムやネガフィルムといった、レトロ系の色味が選べます。
先ほどまでの写真も、おおよそフィルターをかけています。


カメラ側で最初から設定するフィルターもありますし、後編集で追加できる色もあります。
フィルムカメラ風の色味とかはイイ感じなので、これはレトロキットで買った人の特権ですね。



レトロビューファインダー(アクセサリーのみ)だと、これが使えないのが寂しいかな。
色はアプリでスマホに転送する時に選べます。




フィルターはコントラスト強めで、フィルムカメラっぽいノイズも入るので、写ルンです的な色味に出来ます。
右下に日付が入るのも、思い出を残すのにとても良い。






なんというか、これがGO UltraやAce Pro 2のような上位種になってくると、もうちょっと画質は良いのですが、レトロ調にするのなら、GO 3Sくらいの画質が丁度良いのかも。
悪くも無く、良すぎる画質でも無い。
画質はちょうど、1980~90年代フィルムカメラくらいの画質はあるかな?
って感じなので、買ったけど、画質が悪すぎて本物のアクセサリーにしかならない、みたいなことにはならないと思います。
これが昨今溢れる、オマージュだけのトイカメラだと、画質の悪さで心が折れたりするんで。



撮ってて楽しい!って思えるくらいの、丁度良いくらい画質だね!
特に、フィルムカメラくらいの画質に近しいレベルなのが、個人的に嬉しい所。


フィルターはモノクロもあります。
あとは、写真のダウンロード時に、フレームを選んで写真を入れるのも良き。








レトロビューファインダーでも買える


実はこのレトロキットのビューファインダー、アクセサリー単体でも購入が出来てしまうとのこと。
これは既存GO 3Sユーザーにとっては朗報。
こんな感じに、裏は抜ける。




ただしこの場合、フィルターは使えないので、そこんところは要注意。
裏にくっつけるバッテリーの方も、レトロキット(カメラ込のやつ)に入っているものなので、これもアクセサリー単だと無いです。


というより、GO 3S通常版を買った人は、アクションポットで充電すれば良いので、無くてもイイんですが。



GO 3Sは接触充電(ピンで接触)なので、何かしらの充電方法が必要だから、って感じですね。
気になるところ
可愛くて楽しいレトロキットなのですが、気になるところが2つ。
シャッター音が「ピピッ」
シャッター音がね、「ピピッ」なのですよ。


そもそもスマホのシャッターも、ミラーレスカメラのシャッターも、最近のカメラは全部が電子音。
だからこれは当然ですし、本物のシャッター音が欲しければ、フィルムカメラか一眼レフ(ミラーレスじゃあない)に限ります。



だから、シャッター音はほぼすべてが偽物なのだ。
でも、偽物でも良かったから、「ピピッ」じゃなくて「パシャッ」っと、かわいい音が鳴ってくれたら良かった。
今からでも音は変えられそうな気がするので、ファームウェアアップデートで追加しませんか?(笑)
ウエストレベルファインダーの扱いづらさ
序盤で「癖アリ」と表現しました、ウエストレベルファインダーについてですが、こちらは良し悪し。
ウエストレベルなので、基本的に上から覗くタイプ。


だから「ウエストレベル(おなか辺りの位置)」なのですよ。
スナップに良い時はもちろんあるのですが、ウエストレベルは、きれいに上から覗く必要があります。
というのも、ウエストレベルファインダーってのは、許容角度の範囲が15°くらいとかなり狭い。


なので、真上から覗かないと、四隅や全体が黒くなり始め、ファインダーとして機能しなくなる。



なので、写ルンですみたいに正面から覗くのは出来ない、ってこと。
それと、見えている景色は左右反転しているのも、このファインダーの不便な所でもあり、オモシロイところでもあります。
アプリ接続でバッテリーが爆速減る
アプリ接続が早いのは良いのですが、接続しっぱなしだと、スマホもアプリも熱を持って、爆速でバッテリーが減ります。
特にGO 3S側が絶望的に早い。
ですのでやはり使い方としては、気にせず撮って、家に帰ってからスマホで確認するのを楽しみにしておく。
この使い方が正解かな。


フツーに写真を撮りまくるだけなら、おおよそ一日中はバッテリー持ってるんで、「アプリを接続しっぱなし」だけ注意ですね。
扱いづらさも含めて「レトロ」
で、僕が提唱したいのは、
不便を楽しんでみようぜ!
ってこと。
ウエストレベルファインダーという超マニアック
ウエストレベルファインダーのカメラってのは、そうそうありません。


おおよそ「二眼レフ」とかそういうタイプくらいなので、いつもと違うカメラ所作をしている。
って感覚が、個人的には既におもしろい。



なんというか、構造の面白さを感じながら遊べるよね。
これは僕の持論なのですが、カメラってのは種類を経験するほどに、色んな写真を覚えていくと思うんです。








スマホやコンデジだからこそ、気軽に撮れるってのもありますし。
一眼カメラだからこそ、丁寧にも撮ります。
フィルムカメラは、「今日はフィルムを使い切ろう」と、パシャパシャ撮る時もあれば、じっくり丁寧に撮る時もあります。
ウエストレベルファインダーの場合、いつもと全く違った目線で撮影することになる。


上からしか覗けない。
これが写真体験として面白くて、いつもと違ったものの見方をしてくれるかもしれない。
そんな風に、丁寧に考えてみたいですよね!



制限を強くするほどに、人は新しい発見がありますからねぇ(なんだその哲学)
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