小型で高性能なカメラに付きまとう、「熱暴走」というやっかいな仕様。
Insta360とDJIは早々にこれを改善方向へと進めたわけですが、ジンバルカメラだけはどうやらそうもいかないみたい。

ってことで、Insta360 Luna Ultraの熱暴走を調べてきたよ。
結論を言いますと
Lunaは熱停止するが、割と頑張っていた。
って感じ。
| 4K30fps(室内28℃) | 熱暴走無し(バッテリー切れ) |
|---|---|
| 4K30fps(室内28℃)I-Log撮影 | 熱暴走無し(バッテリー切れ) |
| 4K60fps(室内28℃) | 熱暴走無し(バッテリー切れ) |
| 8K30fps(室内28℃) | 熱停止(1時間6分) |
| 4K30fps(屋外30℃+直射日光) | 熱停止(51分) |
おそらく、リリース後はXやReddit(海外掲示板)が、Insta360 Lunaの熱停止報告がチラホラ聞かれるだろうと思ったので、いっそまとめてみた次第。



個体差・条件差があると思うが、検証結果を報告する!
ジンバルカメラは発熱しやすい
冒頭の通り、Insta360とDJIは基本的に熱暴走に強いカメラが多いです。


一部、Osmo Nanoのように爆速で熱停止する機種もありますが、おおむね強いです。
が、ジンバルカメラは話が別なようで、Osmo Pocket 3時代も熱暴走の報告は散見されていました。



海外掲示板の報告がいくつか、って感じかな。
OP4に関しては、今の所は日本でもそう話題になっていませんが、熱くはなるっぽい。
これを知っていたんで、Insta360 Luna Ultraでも早速検証してみたって訳です。
Insta360 Luna Ultraは熱暴走(する・しない)
LunaUltraは熱暴走しました。
が、何回か検証したのですが、する時もあれば、しないときもある、って感じ。



どのみち、結構熱くはなるかな。
本当は動かしながら、撮影しては消して、、、
みたいな使い方が妥当なのですが、検証結果を毎回一定にするために、条件を定めて静止した状態で連続撮影してみました。
| 4K30fps(室内28℃) | 熱暴走無し |
|---|---|
| 4K30fps(室内28℃)I-Log撮影 | 熱暴走無し |
| 4K60fps(室内28℃) | 熱暴走無し |
| 8K30fps(室内28℃) | 熱停止(1時間6分) |
さすがに8K撮影はバッテリー切れまで撮影しきれませんでしたが、それでも夏場に1時間は持ちましたね。
といってもこの手の撮影は、条件を揃えた撮影にするために「静止して放置した状態」で撮っています。


ですので、実際に動かしながら連続撮影すると、手の握りとかも含めてもっと早く熱くなるとは思う。
が、経験上アクションカメラの場合は、静止した撮影時間と熱暴走は、ある程度整合性の取れた相関が出そうな感じなので、割と参考にはなるはず。



上記の検証も、無意味ではないと思うよ。
いちおうの個人的な感想として言えそうなことは
4K撮影なら60fpsでもLog撮影でも、そこまで心配しなくて良さそう
ってのと、
30fps/60fps/Log撮影はそこまで関係なさそう
このくらいですね。
8Kだと熱暴走に注意が必要、ってくらいかな。
4Kだと熱暴走しない(4Kでも十分)
僕はLuna Ultraにバッテリーパックを取り付けたうえで、1日中撮影し、バッテリーを空まで使い倒しました。



つまり、充電しながら回しまくったわけだ。
ですが、普段から4Kばかり使っているのもありまして、今のところ実質的な熱暴走には遭遇していません。
まあ、曇り空だった、てのはありますが。
8Kだと容量食うのが嫌なので、基本的に僕は4Kを使っています。




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上記は全て9MP(動画で言う4K)ですが、そもそも普段使いは4Kで十分なのですよね。
動画だとこんな感じ。
4Kで十分十分!!



8Kは大型スクリーンに映す時とかなのでしょう。
PCレベルも4Kで十分なので、8Kは多くの人にとって「お飾り」であったり、「スペック値」でしかない、とも言えそう。
てことで、よほどの場合は熱暴走を気にする必要は無いと、ぼくは思っています。
でもそれだとあっけないので、定番の対策について、せっかくなので詳しめに解説してみます。



計算で出してみました。
熱暴走になりやすい条件(計算で算出してみた)
氷点下でもGoProは熱停止しましたし、炎天下だと爆速で落ちたりします。


熱暴走には、下記
- 内部発熱
- 外気温(対流)
- 太陽光(輻射熱)
が関わってくるので、これらの対策をすればよいと言われますが、、、



①②③のどれが一番影響力あるんだ??
って思ったので、計算してもらいました。
計算はGeminiの推論モード(Pro)で、出された結果の正当性をパーセンテージで答えてもらったら、95~98%の妥当性があると自信ありげに答えてくれました。
| 項目 | 真冬(室温 0°C) | 猛暑(外気 35°C / 室内) | 猛暑(外気 35°C / 炎天下) |
| 内部発熱 | 5W | 5W | 5W |
| 太陽光による加熱 | 0W | 0W | 5W |
| 合計熱負荷 | 約5W | 約5W | 約10W |
| 最大放熱能力($T_s=70^\circ\text{C}$時) | 約14W | 約7W | 約7W |
| 収支(余力) | +9W (安定) | +2W (ギリギリ) | -3W (熱停止確定) |
想定は、真冬の0℃/猛暑日35℃(室温)/猛暑日35℃(屋外)で考えてもらっています。
内部発熱は同じとして、太陽光による加熱が足し算(+)。
そこに外気温による放熱が引き算(-)されるイメージ。



外気温に差がデカいと、気温による影響はデカく見えるわな。
猛暑日となると放熱の影響が強く出る
ただし、上の条件はもはや論外な条件下で、真冬の0℃も真夏の35℃も、人が活動したいとは思えない条件。
ってことで、ほどほど冬の10℃/真夏日30℃/真夏日30℃(外)という、絶妙な数字で再計算してもらった。
| 項目 | ほどほど冬(室温10°C) | 夏日(外気 30°C・日陰) | 夏日(外気 30°C・炎天下) |
| 内部発熱 | 5.0W | 5.0W | 5.0W |
|---|---|---|---|
| 太陽光による加熱 | 0W | 0W | 約4.5W(夏の日差し) |
| 合計熱負荷(A) | 5.0W | 5.0W | 9.5W |
| 最大放熱能力(B) | 約12.0W | 約8.0W | 約8.0W |
| 収支(B – A) | +7.0W(安定) | +3.0W(一応セーフ) | -1.5W(熱停止) |
するとどうやら、気温よりも日差しによる足し算の割合が上回りました。
30℃くらいなら日光の影響が強いのかも。
正味35℃なんてのは撮影しようと思う気持ちも失せますので、屋外は現実30℃までだと思います。
であれば、熱暴走スレスレを走るジンバルカメラにとっては、太陽光を直接浴びさせない事がカギになってくるかもしれません。



ってことで、外で撮影してみた。
Luna Ultraを炎天下にさらす
かなりヤケクソな撮影ですが、Luna Ultraを屋外の炎天下に晒して撮影しました。


梅雨の晴れ間のPM13:00~、気温は30℃(猛暑日)、コンクリートの上に直接置いて撮影したので、照り返し的にも厳しい状況。
8Kは熱停止前提なのと、そもそも夏場は特に4K推奨だと思われるので、最低限の4K30fpsに設定。



さすがに4Kにしてあげた。
| 4K30fps(室内30℃) | 51分47秒で停止 |
|---|
結果は51分の所で熱停止。


おおよそ頑張った方ではないかなと。
【結論】Luna Ultraは8Kと炎天下には注意
Luna Ultraは、4K条件だと通常は熱停止しませんでした。
通常撮影もおおよそ4Kだと思うんで、過度に気にしなくても良さそう。
手に持って撮影しているカメラなので、発熱は気にはなりますが、体温の36℃を超えたら熱は手に吸収される側に回るんで、割と気にせず撮影しても良さそう。



4Kならね。
8Kだと1時間ちょいで止まったのと、4Kでも太陽に晒したら51分で落ちたので、結論は8Kと直射日光に注意!
ってところでしょうか。



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