2024年10月に入り、アクションカメラのトップ2社から、今年の新作アクションカメラが揃いました。
Insta360からはAce Pro 2をリリース。
去年突然発表され、アクションカメラの勢力図をひっくり返したAce Proの正当進化です。
GoProからはHERO 13。
アクションカメラと言えばGoPro、これももはや13代目のようです。
今回Insta360 Ace Pro 2と、GoPro HERO 13を、めちゃめちゃ詳しく比較してきました。

画質や手振れの比較はもちろん、タッチ感度・起動速度・画角の違い・水平維持画角など、かなり情報量の多い比較となっています。
じっくりご覧になりたい方は、ぜひどうぞ!

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対象商品 | 無料特典 |
---|---|
Ace Pro 2 | スクリーンプロテクター |
X4 | 114cm自撮り棒(通常版) スクリーンプロテクター(キット版) |
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Ace Pro 2 vs HERO 13 スペック比較
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
![]() | ![]() | |
価格 | 64,800円 | 68,800円 |
プロセッサー | 5nmデュアルチップ | GP2 |
センサーサイズ | 1/1.3インチ | 1/1.9インチ |
F値 | F2.6 | F2.5 |
レンズ | LEICA SUMMARIT | |
ISO | 100~6400 | 100~6400 |
最大解像度 | 8K30fps | 5.3K60fps |
スロー性能 | 4K/120fps | 4K/120fps |
ハイパースロー | 720p400fps(15秒間) 900p360fps(15秒間) 5.3K4倍スロー(5秒間) | |
画角 | 157° | 156° |
写真解像度 | 5000万画素 | 2713万画素 |
夜間性能 | PureVideo | |
耐水性 | 12m | 10m |
スクリーン | フリップ | 両面 |
マウント | クイックリリース | ネジ固定 |
水平維持機能 | 4K30fps | 4K30fps |
対応温度 | -20°C〜45°C | -10°C〜35°C |
バッテリー | 1800mAh | 1900mAh |
マイク | 3 | 3 |
重さ | 177.2g | 154g |
比較表は上記の通り。
一言でいうと、Ace Pro 2がほぼ上位互換でした。
Ace Pro 2が全体的に画質や性能で上回り、HERO 13はスロー再生や360°水平維持機能で何とか差別化が取れている、と言ったところ。
下記で画質や使い勝手などを比較していきますが、ほとんどの日本ユーザーにとってはAce Pro 2が適していると結論づけられそうです。

上記スペックに記載されない、タッチ感度や使い勝手などもAce Pro 2が快適。
性能で比較した場合、多くのユーザーがAce Pro 2を選ぶと思われるため、最終的にGoProはブランドで勝負することになりそう。
エクストリームスポーツ=GoProのイメージはまだ根強いですので。
- 13倍スロー再生を使うか?
- 360°水平維持を使うか?
- 軽さ(ヘルメット着用)を意識するか?
- 交換レンズを積極採用するか?
アクションユーザーにとってはこのあたりが差別化ポイントになってくるでしょうか。
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
日中画質 | ||
夜間画質 | ||
広角画質 | ||
写真性能 | ||
ズーム性能 | ||
ブレ補正 | ||
水平維持画質 | ||
4倍スロー | ||
13倍スロー | ||
熱暴走 | ||
対応温度 | ||
重さ・大きさ | ||
スクリーンのタッチ感度 | ||
起動速度 | ||
ジェスチャー制御 | ||
アプリ無料編集 | ||
必要なSDカード容量 | ||
マクロレンズ |

暗所性能
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
暗所撮影 | ||
チップ | 5nmデュアルチップ | GP2プロセッサー (HERO 10同等) |
まずは性能差が出やすい、シビアな環境から比較します。
日中は正直どんなカメラでもある程度綺麗に映るので、暗所のような難しい撮影シーンが比較として有効。
↓左:Ace Pro 右:HERO 13 スライドできます。


暗所性能は、Ace Pro 2が圧倒的で、HERO 13は日没が近くなると正直厳しいと言ったところ。
夜間だけでなく、夕方や早朝などの薄暗いシーンにおいても差が出ます。
屋内なども薄暗く差が出やすいので、暗所性能は重視した方が良いですね。
動画にすると差がより分かりやすく、歩いた際の暗所手振れ(画像のチラつき)や白飛び黒飛びに違いが分かります。
何が違うか?
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
暗所撮影 | ||
チップ | 5nmデュアルチップ | GP2プロセッサー (HERO 10同等) |
暗所性能についての違いは、1/1.3インチか1/1.9インチかといったセンサーの大きさもあるのでしょうが、プロセッサー(チップ)の違いが大きいと思われます。
Ace Pro発売から1年未満なのに、早々にメイン構造をアップデートしてきました。
チップは画像を処理するCPUみたいなもんですね。
Ace Pro 2はデュアルチップといって、2つのエンジンで効率よく処理を担当します。
PureVideoが前作の4K30fpsから4K60fpsに向上したのも、おそらくこのチップの改善が大きいのかな?と思いました。
対してGoProはGP2プロセッサーなので、画像処理エンジンのレベルはHERO 10の時と変わっていません。
しかも今回Ace Pro 2では、Ace Proを上回る暗所耐性を持つ、PureVideo Plus動画を搭載。
通常のPure Videoも4K60fps対応と、前回よりも機能を伸ばしてきましたね。
日中画質
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
最高画素 | 8K30fps | 5.3K60fps |
センサー | 1/1.3 | 1/1.9 |
レンズ | LEICA SUMMARIT |


日中画質は差が出にくいので、どちらも綺麗という解釈で良いでしょう。
それと余談ですが、8Kも5.3Kも個人的にはあまり使わないので、4Kで考えていいと思います。
Ace Pro 2の8Kは、2倍ズームする時の余力(4K撮影だと2倍ズームが可能)と、僕は考えて使っていますね。


このように、動画でも写真でもズームで表現を変えることが出来ます。
同じ4K撮影だとすると、HERO 13は1.4倍ズームまでが画質を落とさない限界とのこと。
日中はどちらも綺麗ですので、どっちかといえば画角を気にした方が良いかも?
※画質についてしっかり比較したので、追記します!
日中画質に関しては、やっぱりInsta360もGoProも良い感じですね。
DJIと比較すると、この二つが圧倒的に良い画質なので、いい勝負になります。


人間の目の性能は、一眼レフカメラよりも優れるという事を前提で話をします。
目が感じる印象に近いのはAce Pro 2で、一眼レフの写真に近いのはHERO 13。
こんな印象を僕は受けています。


パッと明るいのはAce Pro 2で、SNS映えしそうな明るさと綺麗な色味。
ダイナミックレンジの広さが、そう感じさせるのでしょう。
HERO 13は落ち着いた印象ですが、人間の目ならもっと美しく映ります。
ただし、一眼レフカメラが撮影するとHERO 13のようになるので、写真として自然なのはGoPro HERO 13と言えそう。


雲とか雪の解像度に関しては、どっちもいい勝負。
水や雪の色味が良いのはAce Pro 2の方ですね。


夕日のシーンだと、GoPro HERO 13の自然な感じが、ドラマチックな表現になっている気がします。
サンセットなどの重要な時間帯に関しては、GoProの画質が個人的にはかなり好みなので、最高打点はGoProが高いなという印象。

Ace Pro 2は常に90点を出してくる感じですね


↑画質に関して、GoPro/Insta360/DJIカメラで大量の写真で比較検証した記事を別で作りました。
めっちゃ参考になると思うので、よければ!



個人的にDJIは画質で低評価なので、GoProとInsta360の二択という考えもアリかと!
また追記しました(笑)↓
※Ace Pro 2の写真がやっぱり良すぎたので、改めて共有させてください!(追記:2025年4月)
















比較記事ではGoPro・Insta360・DJIそれぞれの良い所を、なるべくちゃんと明記するようにしていますが、正直僕はメインでInsta360しか使っていません。
街撮りをして思ったのは、アスファルトのざらつきからガラスの艶感など、Ace Pro 2はとにかく質感再現まで解像度が鬼ほど高いです。
上記写真を見てもらえると分かるかと思いますが、やっぱりレベチだと思ったので、ぶっちゃけで共有させて頂きました!
画角
Ace Pro 2 | HERO 13 |
---|---|
157°(アクション) | 156°(Hyper View) |
ナチュラル広角(メガ広角) | |
超広角(ULTRA) | Super View |
DEWARP | 広角 |
リニア | リニア |
最大広角はAce Proの151°より大きく広げ、Ace Pro 2で157°になりました。
アクションカメラとしては横幅最大の広角を持つようになりましたが、GoProのHyper Viewは縦方向の圧縮率が大きいので、より広角に見えます。
下記はどちらも4K30fpsの動画からクロップ、最大広角でHDRをONの同条件で撮影しています。




Ace Pro 2は歪みが少ない分、より自然な超広角撮影が可能です。
HERO 13の方は縦圧縮の歪みを活かして、エクストリームスポーツにおけるダイナミックな演出が出来るかなと思います。
このあたりは好みですね。




つづいては歪みの少ない画角を比較。
Ace Pro 2はナチュラル広角(メガ広角)が追加。
これは歪みの少ない広角に値し、HERO 13よりも広い画角でしかも画質も良く撮影出来ています。
軽スポーツ~Vlog撮影がメインなら、Ace Pro 2の画角の方が何かと使いやすいはず。


GoProのメリットとしては、8:7(実質4:3.5)画角の存在です。
Ace Pro 2だと4:3画角が縦のMAXに対して、GoProは実質4:3.5の画角。
より正方形に近く、上下を画角に収めやすいというメリットがあります。
ゆえに上記のようなアクションシーンだと、HERO 13の方が向いているなと感じますね。
恐らく16:9の横長画角で生まれるGoProの歪みの強さは、8:7画角を横に引き伸ばして作っているが故の歪みなのでしょう。
やっぱりGoProは、アクションを前提に作られていますね。


エクストリームスポーツ系の人なら、GoProの画角が欲しいと思います!
Ace Pro 2:優れた画質と汎用性の高い最大広角
HERO 13:最大広角は歪みを活かしたアクションに特化
ざっくりと個人的な感想としては上記の感じなので、一般ユーザー的にはAce Pro 2の方が使いやすい広角なのかな?
と感じました。


手振れ補正
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
手振れ補正 | FlowState | Hypersmooth6.0 |
夜間ブレ | 小 | 大 |
日中のブレ補正はどちらも完成されたレベルですね。
歩く走る程度ならどちらもスムーズです。
ただやはり、最大広角における画質はAce Pro 2の方が良いですね。
広角で比較をすると、Ace Pro 2の方が画角は広くブレも少ない。
画質については最大広角ほどの差はついておらず、HERO 13も綺麗です。
ブレに関してはHERO 13もHyper Smooth設定だったのですが、この時ばかりはブレが多かったのは気になります。
水平補正


水平補正については、個人的に思うGoProの大切なアピールポイント。
一般ユーザーはほとんど使わない機能ですが、アクション中心とするユーザーには必要な比較項目。
前作よりかなりAce Pro 2に近づかれましたが、まだHERO 13に利点は残っている気はします。
45°水平補正




HERO 13は45°補正以上は360°補正が同じです。
Ace Pro 2は45°水平補正だと、HERO 13以上に広い画角を保つようになりました。
Ace Proは水平維持で挟角になっていたので、大きく改善したポイントと言えそう。
ただ、良く見ると水平維持画質はHERO 13の方が良く見えます。
Ace Pro 2は画質が良いですが、こと水平維持に関しては画質が劣化するようですね。
360°水平補正




360°水平補正に関しては、ほぼ同等もしくはHERO 13の方が僅かに広い画角を保ちます。
やはり水平維持画質はHERO 13の方が良いため、回転系のアクションメインで撮影したい場合は、HERO 13を選ぶ理由になりそうですね。
スロー撮影
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
4K | 120fps | 120fp |
2.7K | 120fps | 240fps |
1080P | 240fps | 240fps |
スロー再生に関しては、HERO 13の方が選べる範囲はやや多いですね。
といっても、120fpsで4倍スローなので、これ以上は僕も使ったことがありません。
4倍スローでこんな感じです。
バーストスローモーション
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
5.3K | 120fps(5秒) | |
900P | 360fps(15秒) | |
720P | 400fps(15秒) |
加えてHERO 13から、バーストスローモーションといういわゆるハイパースローが搭載されました。
画質を720Pまで落とせば、13倍という驚異のスロー再生が可能になります。
一応使ってみたのですが、画角が挟角になるし、ボタンを押してから15秒以内に技をメイクするとか高難度すぎました(笑)
そもそも、よほど13倍スローは使わないよなというのが率直な感想なので、アスリート級の方専用機能って感じがしますね。
色んなものをハイパースローにして遊んでみるのは、面白いかもしれません。
写真
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
写真解像度 | 5000万画素 | 2713万画素 |
写真解像度はもちろん画素数の大きいAce Pro 2の方が綺麗です。
が、前述のとおり日中ならどちらも綺麗なので、写真はどちらも綺麗に映ると思って良いでしょう。


ただやはり写真性能を重視する方は、Ace Pro 2のLEICAレンズの描写とダイナミックレンジの広さは非常に魅力。
描写は拡大しないとなかなか分かりませんが、ぱっと見の印象は感じる人には感じるはず。
特にGoProの最大広角(Hyper View)は、画質の劣化が顕著です。
Ace Pro 2はHERO 13より広い画角かつ画質も良く、歪みも少ないとあって、動画から写真をクロップする場合においても利点が多いと言えますね。


上記はAce Proの写真および動画から切り出した静止画ですが、参考までにどうぞ(^^)
バッテリー
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
バッテリー | 1800mAh | 1900mAh |
逆充電 |
バッテリーはHERO 13の方が100mAh多いですね。
前作より大型化せず容量を増やしたので、どちらも順当なパワーアップと見て良いでしょう。
Ace Pro 2は前作との互換性あり、HERO 13は12と互換性無し。


Ace Pro 2は逆充電という機能が備わっているので、iPhoneの半分程度のモバイルバッテリーにはなりますね。
緊急用の充電には十分かもしれません。
熱暴走
Ace Pro 2 | HERO 13 | HERO 12 | |
---|---|---|---|
4K60fps撮影(室温25℃) | バッテリー切れ(1時間24分) | 39分 | 37分 |
バッテリー容量よりも、正直なところ熱暴走の有無の方が重要ですね。
こと熱暴走に関しては、やはりAce Pro 2が今回も優秀でした。
HERO 13は4K60fpsという標準的な撮影において、30分を超えたところで熱停止。
ヒートシンク搭載により改善したとのことでしたが、改善の余地ありと言ったところ。


構造的には似たような感じな気がするんですが、何が違うんでしょうね?
GoPro離れの要因として大きな性能だと思うので、そろそろ改善しないとヤバい気はしますが…
重さ・大きさ
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
重さ | 177.2g | 154g |
大きさと重さはHERO 13側の重要なメリットですね。
マウントを含める総重量を考えても、ヘルメットに付けて扱うユーザーにとってはHERO 13が選択肢に上がってきそう。


Ace Pro 2は画質やレンズにこだわっている分と、フリップスクリーンの分の厚みがある感じですね。
ただVlogユーザーや軽スポーツでは気にならない範疇なので、Ace Proの時もよほど気にするユーザーは少なかったようですが。
対応温度
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
上限温度 | 45°C | 35°C |
下限温度 | -20°C | -10°C |
対応温度は上記の通り。
熱暴走の問題があるので、HERO 13の最高気温表記は控えめですね。
下限温度の-10℃というのは、ウィンタースポーツユーザーは要注意かもしれません。
HERO 12の時は、1月の撮影でバッテリー消耗に違いがありました。
HERO 13では未知数ですが、特にバッテリー性能が上がったという話は特に聞きません。
防水性
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
防水性 | 12m | 10m |
防水性はAce Pro 2が12mに向上。
2mの差というよりも、水に沈める際の心の持ちようが若干変わるくらいですかね。


Ace Proを10mくらいの海に潜らせたのですが、まあ大丈夫だったのでAce Pro 2も信頼して良いでしょう。
といっても結局のところ、気持ちの面で防水ケースに入れたくなるかもしれないので、耐久性が上がったよ、程度に捉えておくと良いかも。
構造・仕様


続いては、2つのカメラの構造的な違いを比べていきます。
スクリーン
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
スクリーン | フリップ | 固定(両面) |
スクリーンはAce Pro 2は伝統のフリップ式を採用。
これを積極採用するのはInsta360の特長と言えそうですね(GO 3含む)。


フリップスクリーンは、自撮り撮影、ローアングル撮影、半開けして床置き撮影など、何かと便利っちゃ便利です。
Tシャツに挟んで使うと、目線カメラみたいにもなりますね。
重量増にはなりますが、Vlogユーザーや軽スポーツユーザーにとっては使いやすいです。
※追記↓


語り切れないので別記事にまとめてしまうくらい、フリップスクリーンは有能です(笑)
マウント
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
マウント | ワンタッチ | ネジ式 (ワンタッチはオプション) |
マウントはAce Proに引き続き、2でもワンタッチを採用。
評判は良かったようですね。


しかも前より着脱がより強固かつ、スムーズになっています。
いちいちネジを回して外す必要が無いので、一般ユーザーだけでなく、バイクや車から降りる時なんかも楽ですね。




一方HERO 13もオプション選択ながらに、ワンタッチマウントはようやく採用。
従来のネジ式マウントとの選択も可能なので、こちらは本体重量含める総重量の節約も可能です。
ヘルメットに付けてアクションを行うユーザーにとっては、HERO 13の方がシンプルで取り回しはしやすいと言えそうですね。


快適性能
実質的な使いやすさ、操作感についても差が付きました。
スペック比較じゃ分からない項目なので、イメージしながら見て頂ければと思います。
タッチ感度
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
タッチ感度 | スムーズ | 悪い(0.5秒程のラグ) |
タッチ感度は明らかにAce Pro 2が良いです。
というかこっちに慣れると、GoProのスクリーンがストレスに感じます。


Ace Pro 2はタッチからラグも無く操作できるので、感度としてはスマホと似たような感覚。
HERO 13は0.5秒程のラグがあるので、個人的には誤操作を連発。
最近のAndroidやiPhoneは操作がスムーズなので、感度が悪いというのは結構なストレスですよね。
手を洗った後とか、濡れた手で触っても差はかなり出ます。
起動速度
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
起動速度 | 2.5秒 | 3.5秒 |
ボタンを押してからの立ち上がりについても、Ace Pro 2の方が起動は早いです。
せっかく手軽サイズなアクションカメラなので、サッと撮影を開始したいところ。
この辺りの差が、使いやすさに地味に効いてきますね。
カメラ制御
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
ボタン制御 | ||
音声制御 | ||
ジェスチャー制御 |
カメラ制御は、Ace Pro 2側は音声に加えてジェスチャー制御が可能です。


手のひらで録画、ピースで写真(3秒シャッター)を撮影開始。
自撮り棒の先に取りつけて写真撮影とか、バイクに乗りながら撮影開始(フルフェイス対応)とか、個人的には音声制御よりも使いやすい気がします。
動画容量
Ace Pro 2 | HERO 13 | |
---|---|---|
10分間容量(4K60fps) | 3.3GB | 11.2GB |
Ace Pro 2は、Ace Proよりも撮影動画のファイルサイズを半減することに成功しました。
そのため同じ時間撮影をしても、Ace Pro 2はSDカードの容量を節約できます。
HERO 13とも比較しましたが、4K60fpsで10分間撮影した場合の消費容量が、Ace Pro 2の方がかなり節約されていました。
データ管理頻度が少なくなるうえ、データの移行速度も速くなります。
その上SDカードを一段容量の少ないタイプを選べるので、実質的なコスパが安く済みますね。
その他それぞれの違い


上記で紹介されなかった項目においても、両社にちょっとずつ違いがあります。
それらを簡単に解説していきますね。
Ace Pro 2にある機能
- マイクウィンドガード標準装備
- ライカウォーターマーク
- ドラレコモード
- 録画キャンセル
- プリ録画
- タイムコード
- 自撮り棒消しゴム
- タイムシフト
- AIワープ
- 耐久モード(バッテリー節約)
マイクウィンドガード標準装備


Ace Pro 2のフロントマイクは、風防マイクカバーが標準装備になっています。
内蔵されているスポンジが風防の役割を果たすのですが、外部のスポンジケースなどより見た目によろしいですね。
水中用のマイクカバーも箱に入っているので、潜る際は交換しましょう。
ドラレコモード


Ace Pro 2ではドラレコモードを追加。
ループ動画がありましたが上限30分だったので、それのSD容量いっぱいになるまでバージョンという訳ですね。
熱暴走にも強いので、ドラレコとの相性は良いでしょう。
耐久モード(バッテリー節約)
Ace Pro 2はご覧の通り付属機能が多いので、やたらONにするとバッテリー消耗しやすくなります。
沢山搭載するだけでなく、節約モードもちゃんと付け加えてきましたね。
その他録画キャンセル機能などはAce Proでも搭載されていますので、今回は割愛します。
HERO 13にある機能
- 8:7画角
- 10-bitカラー(要専用モニター)
- タイムコード
- 交換レンズ
8:7画角


HERO 13は広角写真を撮影すると、8:7画角で撮影できます。
Ace Proは4:3画角なので、HERO 13の方が縦幅を長く撮影できますね。
そこから切り抜くため、縦型動画にもクロップしやすいよ、という訳。
Ace Proの場合は、FreeFrame動画というものになります。
10-bitカラー
GoProはHERO 11から10-bitカラーを採用しています。
ただし10-bit対応モニターが無いと意味はないので、割とガチ目なゲーミングモニターを用意する必要があります。
僕のノートPCやYoutubeじゃあ10-bitの違いは分かりません。
交換レンズ


HERO 13で新たに採用したマクロレンズは、Ace Pro 2に無いオプションですね。
超広角レンズの方はX4があるので、ワイドレンズは割愛します。
マクロレンズは写真好きな僕としてはちょっと気になりますが、GoProを必要とするユーザーとは全くかけ離れているのが気になります。
かなりアクション寄りのHERO 13なのに、アクションと相性の悪いマクロレンズ。
どの層に需要があるかは気になるところ。
まとめ Ace Pro 2とHERO 13どっちを選ぶ?
- バイクツーリング
- ロードバイク・自転車
- Vlog撮影メイン
- ハイキング、軽登山
- SUP
- 釣り、ダイビング
- 旅行、日常
- ウィンタースポーツ
- マウンテンバイク
- オフロードバイク
- クライミング
- パラグライダー
- スラローム
- BMX
性能で考えた場合の相性を、個人的に考えてみました。
Ace Pro 2を選ぶユーザー
画質が良い、広い画角の歪みが少ない、弱暗所~夜間まで幅広く高画質と、写りの面で汎用性が明らかに高いですね。
タッチ感度などの快適さも重視したいです。


フリップスクリーンの使い方も万能で、旅行・自撮り・ローアングル撮影などにも使えます。
とりわけ旅行やYoutube撮影など、VlogユーザーにAce Proが人気だったので、Ace Pro 2も同様の傾向になることでしょう。
ジェスチャー制御、風防マイクカバーの存在など、自転車やバイクユーザーとの相性も良いですね。
対応温度的にはウィンタースポーツ。


画質やズーム性能的に、旅行・ハイキング・登山など写真も撮影したい場合にも。


耐水性や青かぶり補正を考えると、水辺での使用も適しますね。
とにかく重さ以外はほぼ上位互換と言って差し支えが無いので、性能で比較した場合はAce Pro 2が多く選ばれると思われます。


HERO 13を選ぶユーザー
性能的にはAce Pro 2がほぼ上位互換であり、かなり追い込まれたと言えるGoPro.
熱暴走やタッチ感度などの使いにくさもあります。
デメリットをカバーするだけのメリットを、水平維持・スロー再生・軽さで見出せるかがポイント。


ヘルメットに装着する場合、Ace Pro 2は少々大きいと感じるので、HERO 13の方が良いと思います。
マウントもシンプルですし、ほとんどのエクストリームスポーツで有効ですね。


360°回転を含むアクションを行ったり、最強の手振れ補正が必要な場合も選択肢に入りそう。
僕の知るスポーツで言うと、BMX、ウェイクボード、スラロームが候補に挙がりそうですね。


幸いにこれらエクストリームスポーツは、GoProというブランドが良く似合います。
最終的には「GoProを付けたい」というニーズで、性能度外視のGoPro選択という人が一定数居そうな予感はしますね。




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