今回は、360度カメラで比較されることの多い、GoPro MAX と Insta360 X4 を比較していきます。
画質・性能・スペック記載の無い使いやすさなど、実際に両方使ってみると、思った以上に違いが沢山出てきました。
結論を言えば、新しいX4の方が性能が良いのはもちろんなのですが、一応はGoPro MAXにも利点や選ばれやすそうなユーザー層なんかも見つかりました。
ざっくりと、MAXはアスリートには需要があるかも。
360度カメラを扱ったことのない初心者ユーザーや、40代以降のユーザーにはX4の方が向いているかも。
安易に好みで選んでしまうと、後悔する可能性がありますので、是非ともじっくりと選んでみてください!
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Insta360 X4とGoPro MAXの画質
ひとまず、GoPro MAXとInsta360 X4で撮影した360度動画から、同じように書き出した動画を比較してみました。
屋外で十分な光がある状態でしたので、カメラにとっては好条件の撮影となります。
GoPro MAXには人物追跡が無かったので、動画に少々揺れがあるように感じるのはご了承ください。
第一印象は「どちらも好印象」
おそらく、360度から切り出した動画に慣れていない方は、「どちらも綺麗」に見えた事でしょう。
僕も最初のうちはそう思ったのですが、X3とX4の違いでも感じたように、性能差は使うごとに深く感じるようになってきます。
ここからGoPro MAXとInsta360 X4の比較を、画質や使いやすさといった様々なポイントで比較をするのですが、細かい違いが非常に多いです。
安い買い物ではありませんので、後悔したくない方はじっくり考えることをお勧めします!
現在360度カメラを選ぶうえで、X4にしない理由がほぼ無いというのが現状ですが、GoPro MAXにもまだ一部ファンが居るのも確か。
また、当方はInsta360から製品提供を受けている以上、どちらか一方を称賛しすぎるのも、読者に対する信ぴょう性に欠けると考えています。
という事で、両者の良い所をちゃんと立てつつ、GoPro MAXとInsta360 X4の性能的な比較から、根本的な思想の違いなんかも話していければと思います!
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X4とMAXのスペック比較
GoPro MAX | Insta360 X4 | Insta360 X3 | ||
---|---|---|---|---|
360度動画 | 360度解像度 | 5.6K30fps | 8K30fps | 5.7K30fps |
フレームレート優先 | 3K50fps | 5.7K60fps | 4K60fps | |
スローモーション | ー | 4K100fps | 3K100fps | |
HDR動画 | ー | 5,7K30fps | 5.7K30fps | |
写真解像度 | 18MP | 72MP | 72MP | |
シングルレンズ | 解像度 | 1440p50fps | 4K60fps | 4K30fps |
ミーモード | ー | 4K30fps | 1080p60fps | |
ハード | バッテリー | 1600mAh | 2290mAh | 1800mAh |
駆動時間(5.7K) | 78分 | 135分 | 81分 | |
重さ | 154g(175g) | 203g | 180g | |
防水性 | 5m | 10m | 10m | |
動作温度 | 0~40℃ | -20~40℃ | -20~40℃ | |
ソフト | 音声制御 | |||
ジェスチャー制御 | ー | |||
リフレーム | キーフレーム | キーフレーム AI追跡 | キーフレーム AI追跡 | |
価格 | 61,000円 | 79,800円 | 60,520円 |
基本的なスペックは、X4がほとんどの面で上回り、前モデルのX3の方でもMAXよりは良い性能となっていますね。
特にシングルレンズモードの解像度とフレームレートの高いX4は、アクションカメラとしての実用性もかなり上がりました。
数値的な違いは簡単な紹介としまして、ここからは数値に現れない比較もしていきますね。
X4とMAXで違う部分
- アプリの違い(AI性能)
- カメラとしての違い
- 画質の違い
- 発売日の違い
- レンズガードの違い
- バッテリーの違い
- 大きさと軽さの違い
- 動作温度の違い
- 起動速度の違い
- 画面の違い
- アクセサリーの違い
- その他、機能の違い
- 根本の違い(マーケティング戦略等)
GoPro MAXとInsta360 X4を両方使ってみて、個人的に感じた違いを並べてみたところ、ざっと13個。
このそれぞれの項目が思いのほか、使いやすさや汎用性の違いとして表れて、使うごとに実感する項目でもありました。
簡単で重要なところから比較を見て頂き、最後にはGoProとInsta360の本質的な違いまで見て頂こうかと思います!
カメラとしての違い
まずは外観的なところから、MAXとX4の立ち位置的な比較をしてみます。
アクションカメラ+360のMAX
このように底部を見てみると、1/4インチネジ穴があるのがInsta360の方で、GoProはマウント取り付けベースとなっています。
後述するアクセサリーのラインナップ的にも、やはりGoProは360度カメラでは無く、アクションカメラ優先の仕様なのだなと感じますね。
360度カメラとして完璧なX4
逆にX4は、自撮り棒直結型なのでマウントはシンプル。
アクセサリーは豊富なのでマウント取り付けもできますが、360度カメラとして仕上がってますよ感は出ていますね。
アクションカメラとして使うのはダメかというとそうでも無く、X4はほぼどっちにも使えるくらい画質は良いです。
形が縦長なので、やっぱりHERO や同社Ace Proの方が使いやすいですが。
画質の違い
肝心の画質比較に参りましょう。
スペックは上記の通りで、MAXが5.6K30fpsに対し、X4が8K30fpsというスペック。
ちょっと分かりづらいですが、実際は4Kの2倍が5.7Kで、5.7Kの2倍が8Kという仕組みですので、単純にX4の方が2倍画質が良い、と思って良いでしょう。
ちなみにGoPro MAXは5.7K30fpsと言われているからそうしましたが、僕のは何故か5.6K25fpsまでしか出来ないのは何故? 教えて(笑)
まあ、そう変わらないので30fpsってことにしておきます。
360度動画
画質は冒頭で見て頂いた通り、かなり違いますね。
解像度の違いは細かい描写に、ダイナミックレンジの違いは陰影の深みに影響しています。
総合すると、X4の方が鮮やかで立体感のある動画になっているかと思います。
X4で撮影した360度動画をそのままYoutubeにアップしてみたので、動かして確認してみてください。
画質は違えど、GoPro MAXも同じような投稿は可能ですね。
HDR動画
また、MAXにはHDR動画が無いのですが、X4には搭載されます。
日差しが強く太陽が白く飛んでしまう時や、夕方など明暗の強い時に特に有効で、色鮮やかな動画が撮影出来る設定です。
HERO 12には搭載されるHDR動画ですが、結構難しい技術だと思うので、MAXはまだ未搭載だった時期ですね。
結構重要な設定だと思います。
シングルレンズモード
シングルレンズモードは、MAXが1440pでX4が4K撮影となります。
ただMAXのほうは正方形に近い4:3画角で1440なので、Youtube用の16:9画角だと1080pが実用クラス。
1080pと4Kには結構差があり、解像度としては4倍の差があることになりますね。
60fpsという動画の滑らかさも考えると、アクションカメラとして用いるならばX4の方が圧倒的に優秀でしょう。
ただし、形状やマウントの仕組み的にはMAXの方が使いやすそうかな?
ミーモード
ミーモードはX4だけにある撮影方法ですね。
MAXは360度動画から編集しなければいけませんが、X4はミーモードという追跡撮影モードを選択するだけで、4Kの動画が出来るのでラクチンです。
上記のような動画がそのまま出来るので、こちらも360度動画のハードルを下げた一つの要因ですね。
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写真の違い
静止画にしてみると、両社の違いは結構ハッキリと現れます。
MAXも360度カメラとしては機能しているのですが、使いやすい中等度の広角にしたとき、解像度とダイナミックレンジの違いが良く分かりますね。
例えばX4で再現される、中央奥の影の部分は、石まで透けて見えることで海の美しさが感じ取れやすいです。
MAXの方では黒く潰れてしまっていますね。
後方からの超広角画角では、X4の方が広いダイナミックレンジにより、比較せずとも感じる鮮やかさがありますね。
遠くの雲の表現を白く飛ばして諦めてしまったMAXですが、X4では雲の質感も良く捉えているはずです。
ここから大きくズームした画では、X4はさすがの8Kですので、こんな細部までダイナミックレンジや立体感が残されています。
裏を返せばMAXでも、ここまでズームして物体を認識できるくらいには耐性があるという事。
これはX3とX4の比較でも感じたのですが、決してX3やMAXがダメなのでは無く、あくまで比べると差が開いてしまうという印象です。
また、X4にはHDRモードがありますので、日中晴天であれば、更に鮮やかで華やかな映像(写真)を残すことも出来ますね。
このように、強い逆光シーンのHDR撮影においても、波・雲・森の質感はX4が上回り、白飛びしない鮮やかさでも勝っています。
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アプリの違い(AI性能)
結論:アプリ性能はInsta360が圧倒的にノンストレス
大きく差がつく項目として、画質の他にはアプリの存在が大きいです。
結論はInsta360の方が圧倒的にノンストレスであり、360度カメラ初心者にもやさしい設定となっています。
若い世代ならどちらも扱えますが、X4の方が楽ですし、機械慣れしない世代にとってはMAXは危険かもしれません。
接続の速さと安定
まず、両社の接続の速さや安定としては、おおよそどちらも安定しているかなという印象。
数年前までGoProアプリ側は酷かったのですが、ここ1年くらいで接続は安定させてくれましたね。
ただしX4は処理に負荷がかかる、8K動画やHDR動画を扱っていますので、それで安定している分性能は高いとは言えそう。
また、Insta360アプリでの処理落ち経験はないのですが、GoProアプリはブラックアウトして動かなくなることを経験しています。
アプリリセットでもダメで、結局スマホを再起動するしか無かったので、やはりアプリ性能としてはイマイチでしょうか。
360編集のハードル
GoPro MAX | Insta360 X4 | Insta360 X3 | |
---|---|---|---|
キーフレーム | |||
追跡機能 | |||
自動編集 | 書き出し後のみ | 360度データOK | 360度データOK |
360度動画初心者にとって扱いやすいのは、AIによる自動追跡が存在するInsta360アプリです。
慣れてしまえばキーフレームでの画角操作でも動画を作ることが出来ますが、僕自身、初心者の頃はディープトラック(追跡機能)を多用しました。
これが無いと360度動画のハードルが結構上がるので、GoProアプリの360度編集だと、慣れない人は最初に挫折する可能性があるかもしれません。
慣れていても追跡機能はラクチンですので、スノボ・バイク・旅行動画で自分を追跡するために、ディープトラックは頻繁に活用しますね。
絶対あった方が良いです。
動画作成のカンタンさ(AIに丸投げ)
あとは、Isnta360に備わっている、360度動画もまとめて自動編集してくれる機能も優秀。
撮影しっぱなしの360度動画をアプリに丸投げするだけで、数分待てば上記のような自動編集動画を作ってくれます。
そもそもがGoProアプリの自動編集は、年間6000円という有料課金制ですので、無料という時点で差がつきますね。
GoProアプリでも360度動画の書き出し自体は無料ですので、僕も有料会員は解約しようか迷っているところです。
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発売日の違い
GoPro MAX | Insta360 X4 | Insta360 X3 | |
---|---|---|---|
発売日 | 2019年10月25日 | 2024年4月16日 | 2022年9月8日 |
GoPro MAXの発売日は2019年10月25日なのに対して、Insta360 X4は2024年4月16日と、おおよそ4年半の年月が離れています。
解像度・HDR撮影の有無・アプリ性能などに差が出るのも無理が無いよね、というのが正直なところです。
【余談】発売後のアプリ更新
発売からの日数も大切なのですが、消費者としてはアップデートも大切です。
Windowsパソコンを買うと、7→8→、、、11 といったようにアップデートしてくれますよね。
GoProはアプリのアップデートも正直放置気味であり、PCソフトで編集が出来ると言いながら、全然実行してくれません(はやくやってくれ(笑))。
おまけにプレミアム+とかいう、年額16,000円という高級サブスクプランを追加してきました。
サブスク課金に味をしめるのは良いけども、既存ユーザーにとっての使いやすさをどうにかしてくれないか(笑)
対してInsta360は、頼んでも無いのにアプリをどんどん更新する癖がある、というか割ける人員があるのでしょう(もちろん無料)。
製品についても購入後よりもどんどん使いやすいものになっていく傾向がありますね。
レンズガードの違い
個人的にはレンズガードは使わないのですが、これも結構違いがあります。
レンズガードはどちらも標準装備なのですが、こうしてみるとX4の方がスマートな感じはありますね。
取り付けやすさ
X4は軽くひねってロックするタイプで、MAXはそのまま圧着するタイプ。
仕組みとしてはX4の方が良さそうですが、これままあどちらも外れることは無いでしょう。
取り付けや取り外しに関しても、どちらもストレスはありません。
レンズガードのクオリティ
差がつくのはレンズガードのクオリティです。
標準レンズガードの素材はどちらもプラスチック素材ながらに、作りのこだわり方が全然違いました。
こちらはX4のレンズガード。
ガラスを思わせる透明度の高さがあり、キズや衝撃に強そうだなという感触は確かに感じます。
対してMAXのレンズガードは、こう言っちゃ悪いですが、プラスチックでとりあえず作りました感が出ています。
レンズ拭きクロスで拭き取ったら、ホコリを取り除くことはおろか、静電気で全く取れなくなりました。
これには不覚にも舌打ちが出てしまったので、画像で共有させてもらいました(笑)
本当にこういう雑な所、アメリカの悪い所が出ています。
スティッチングの問題
本当はこんな事やっちゃいけないし、メーカー側もやってほしくないとは思いますが、カメラをくるくるしました。
動画のようになるべく光の多い所でくるくるすると、スティッチング(360度動画の接続部分)が認識しやすくなるのですね。
MAXもX4もレンズガードを取り付けると目立つようになるのですが、最後のMAXは明確に分かりますね。
どちらもレンズとフィルターを綺麗にした状態で撮影しました(MAXのホコリも除きました)。
大きさと軽さの違い
GoPro MAX | Insta360 X4 | Insta360 X3 | |
---|---|---|---|
重さ | 154g | 203g | 180g |
実質重量 | 175g |
おそらくGoPro MAXが唯一X4に勝っている点としては、大きさと重さの問題でしょう。
GoPro MAXが154gに対して、Insta360 X4は203gと、アクションカメラにしては最重量クラスになります。
ですが、MAXは1/4インチネジ穴がありませんので、実質軽量なマウントを付けた175gが実質重量という事になりそう。
X3とだいたい同じくらいですね。
一つMAXに利点があるとすると、ヘルメットに固定するような使い方の場合、マウント的にも軽さ的にもMAXが優位ですね。
やはりそこはGoProですので、プロユーザー的には需要がありそうです。
横から見た厚みは、わずかにMAXの方が分厚いくらい。
持った感じとしては、確かにX4は少し重たいですね。
動作温度の違い
GoPro MAX | Insta360 X4 | Insta360 X3 | |
---|---|---|---|
上限温度 | 40℃ | 40℃ | 40℃ |
下限温度 | 0℃ | -20℃ | -20℃ |
こちらも結構重要な事なのですが、MAXは適正動作温度の範囲が狭いです。
特に下限温度は0℃となっていますので、冬場のスキー・スノーボードに適していません。
僕自身GoPro HERO 6をスノボで使っていたのですが、ビックリする勢いでバッテリーが無くなっていくことを経験しています。
MAXはエンデューロバッテリーが無い時代の製品ですので、同じように冬に弱いのですね。
X3は-15℃の環境でスノーボードをし、一日中使えたのでX4も大丈夫なハズです。
バッテリーの違い
GoPro MAX | Insta360 X4 | Insta360 X3 | |
---|---|---|---|
バッテリー | 1600mAh | 2290mAh | 1800mAh |
駆動時間(5.7K) | 78分 | 135分 | 81分 |
同じくバッテリーの話になるのですが、MAXとX4で駆動時間は2倍くらい違います。
数値的な話だけでなく、GoProは熱暴走にも弱いので、実質的な駆動時間はさらに差がつくと考えて良いでしょう。
起動速度の違い
GoPro MAX | Insta360 X4 | Insta360 X3 | |
---|---|---|---|
起動速度 | 6秒 | 3秒 | 6秒 |
X4の起動速度が速いなと感じていたので、ボタンを押してから使えるようになるまでの時間を比べてみました。
これはX3とX4でも見られた差で、スペックに記載されないX4の使いやすさを感じるところですね。
「webページの読み込みが3秒を超えるとイライラし始める」というのが現代人の傾向らしいので、この3秒の差は結構感じると思います。
実際僕も、X4を使い始めてからX3やMAXに対する遅さを感じるようになりました。
操作性も違う
Insta360 X4は画面の感度がかなり良くなり、タッチに対するレスポンスが即座でした。
これはX3からの変化でもあり、ただでさえ反応が良いと思っていたX3を軽く超えてきました。
例えるならば、新品のiPhoneくらいタッチ感度が良いです。
対してMAXは、タッチ反応が0.5秒程かかります。
これ結構でかくて、毎操作ごとに0.5秒遅れるMAXは、誤操作とかチリ積的なストレスに結構関わってくる感覚ですね。
特に汗で濡れた指とか、水辺での使用で大きく違ってきます。
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画面の違い
画面に関してはX4の方が綺麗ですが、もちろんMAXも全然普通に確認できます。
ただ、スクリーンの大きさが全然違うので、特に文字の見やすさとかが違いました。
こういっちゃアレですが、うちの親世代なんかは40代から細かいのが苦手になっていたので、世代によっては明らかにX4をおすすめするかもしれません。
アクセサリーの違い
GoPro MAX | Insta360 X4 | |
---|---|---|
アクセサリーの種類 | 41 | 67 |
アクセサリーの数や種類が多く、360度カメラをより楽しめるのはInsta360の方でしょう。
一応それぞれの公式的には、MAXに適合するアクセサリーは41種類で、X4に適合するアクセサリーは67個ラインナップされていました。
ですがGoProのマウントのほとんどが、HEROシリーズに適したものが多い印象です。
360度カメラを各スポーツやアクティビティで使うならば、Insta360のアクセサリーやマウントキットを用意した方が楽しめそうです。
MAXを買っても、Isnta360のアクセサリーを買うというのは普通にありそう。
その他機能の違い
カメラコントロール
GoPro MAX | Insta360 X4 | Insta360 X3 | |
---|---|---|---|
音声制御 | |||
ジェスチャー制御 |
MAXやX4には、ボタンによる操作以外にもカメラコントロールの方法は存在します。
X4にのみ存在するジェスチャー制御は、手のひらを向けることで録画を開始するという使いやすい機能。
音声制御よりも人目が気になりませんし、声を拾えないバイクツーリングなどで有効ですね。
ループ動画
30分ごとに録画データを削除していくモード。
主にドラレコとして使いますね。
画質の良さや熱暴走への耐性もあり、360度のドライブレコーダーとして使うならX4の方が適正でしょう。
水中撮影
X4およびX3には専用防水ケースがあるので、水中でも屈折を適正にした専用ケースで撮影が可能です。
MAXは専用ケースが無いので、5m防水と言えど、水中の屈折により撮影は出来ません。
その他
AIハイライト・録画予約など、細かい機能はX4の方が充実しています。
使わないものも多いですが、10人いたら1人くらい使いそうな機能が、10個くらいあるような印象ですね。
根本の違い(マーケティング戦略等)
ここまでMAXとX4の差を比較してきましたが、最後にGoPro とInsta360の根本的な違いについてお話してみます。
消費者である我々にとって、GoProとInsta360はどちらもカメラメーカーであり、アクションカメラや360度カメラを作っている会社という認識でしょう。
ですがその両社は、出どころが全く違っており、それぞれ異なる思想を持っているように感じます。
実際、ここで好き嫌いが別れたりする気もしますので、両社の違いについて簡単に紹介しますね。
アスリートブランドのGopro
これは皆さんイメージ通りかと思いますが、GoProはアスリート向けのブランドです。
創設者(ニック・ウッドマン)がサーファー好きの裕福な投資家として生まれた青年であり、こんなの作ったら良さそう!って考えて、資本を使って会社を立ち上げたのがGoPro。
元々サーファーという事もあり、GoProをスポンサーとするのは屈強なアスリート達ばかりで、知名度も高いです。
スキーで言うXゲームや、クライミング、スカイスポーツなど、レッドブルとスポンサーを同じくするような相手に対して広告費を支払い、知名度を上げました。
だからこそ、GoProのファンは「アスリート」であり、本来の人気は海外において、アスリートチックな人たちに人気がありますね。
アメリカやオーストラリアでは、これらエクストリームスポーツが大衆にも広まっているので、もちろん人気があります。
日本ではこれらのスポーツアクションは主流ではありませんので、かなりマイルドに形を変えまくり、普通にVlogカメラとしてメインに使われている感じ。
それでもファン層としては、アスリート達に憧れを抱きつつ、そこそこのアクションを楽しむ国内ユーザーに支持されている印象です。
クリエイター目線のInsta360
一方でInsta360は、ショーンホワイトなどのプロアスリートに対してタイアップもしていますが、GoProほど多くの投資をしていません。
Insta360の製品を購入するユーザーは、Insta360のファンというよりも、ただ単に製品が良いから選ぶという理由が多いと思います。
タイアップする人材はアスリートのみならず、国内外に無数にいる動画クリエイター達の中から、面白そうな人とタイアップしている感じ。
クリエイターと言っても、上記のように子供だったり、犬だったり、もう色々ですね。
GoProほどアスリート色が強くないInsta360が求める事は、割とアジアの思想というか、風潮にマッチしている印象です。
カッコよさより機能性。
とにかくユーザーがストレスなく使いやすく、面白いと感じるものを作ろうという意思を持っています。
だからこそInsta360を選ぶユーザーは、性能を正しく理解し、360度カメラをちゃんと使いこなせている方が多い印象です。
Youtubeを見ていてもそれは感じますね。
もちろん編集が簡単なので、使いこなしやすいというのも理由に上がりますが。
創設者の違い
GoPro | Insta360 | |
---|---|---|
傾向 | アスリート | クリエイター |
出身 | サーファー | プログラミング系 |
GoProはアスリート、Insta360はクリエイター気質があるという話をしました。
GoProの創設者はサーフィン好きで、自分をカッコよく撮りたいがゆえにGoProを自作し、裕福な家計であったがゆえに、資本を使ってGoProを創設したというルーツがあります。
Insta360の創設者は大学でコンピューターサイエンスを学び、360度カメラを含む新しい製品を、次々と開発していきました。
こうして比較してみると、根っこが「アスリート」なのと、「開発者」という違いが製品やブランドコンセプトに出ている気がしますね。
業界情報
GoPro | Insta360 | |
---|---|---|
創業 | 2002年 | 2015年 |
CEO | ニック・ウッドマン 1975年生まれ | JK Liu 1991年生まれ |
所在 | アメリカ カリフォルニア州 | 中国 広東省 深セン |
メイン拠点 | 東京、ミュンヘン パリ、深セン、ルーマニア | 東京、ロサンゼルス、ベルリン |
従業員 | 現状970人くらい 870人まで人員削減の予定 | 1,500人 |
Instagramフォロワー | 2085万人 | 196.1万人 |
製造国 | 中国 | 中国 |
ご存じかと思いますが、GoProはアメリカカリフォルニア州、Insta360は中国深センの企業です。
以外だったのが、従業員数は既にInsta360が上回っているらしい、という事。
これは恐らく、製品開発にかける投資と、製造国の問題もありそうです。
というのも、GoProが投資するのはアスリートに対してが多く、ブランドイメージ形成と維持にコストを割いています。
その分Insta360は開発費に投資を回すので、新製品の開発や、既存製品やアプリの更新が頻繁に行われていますね。
同社はすでに自社設備で生産しているため、米国向け製品の生産シフトは「比較的低コスト」で実現できる見通しだとした。また、米国向け以外のカメラは引き続き中国で製造すると明らかにした。
Bloomberg
また、GoProは製造を中国深センに委託していますので、従業員としては数えられていない?可能性がありそうです。
いずれにせよ、Insta360は自国でシームレスな製品製造を効率的に行えますね。
Instagramフォロワーに関してはGoProが圧倒的で、Insta360の10倍の影響力を持っています。
やはりブランディングで勝負している所はありますので、世界に対するGoProの影響力はすさまじいものだと思われます。
総合評価
おさらいです。
GoPro MAXとInsta360 X4の性能を比較すると、まずは画質の面でX4の方が圧倒的に綺麗で色鮮やかな動画が撮影出来ました。
スペックはもちろん新機種のX4の方が充実したスペックを持ち、GoPro MAXとの差が大きく付いています。
一方で、軽量でマウント優位の構造をしたMAXは、会社の思想とマッチしたユーザーには需要があるという評価は出来そうです。
ですが、初心者も導入しやすいアプリの使いやすさや、その他反応速度などのストレスフリー具合からすると、どうしてもX4の方がおすすめですね。
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あとがき
ここまでMAXとX4の差を、画質から使い勝手といった全ての項目で比較してきました。
一応マイルドに伝えてきたつもりですが、最後まで読んで下さった方のために本音で表現しますと、現状GoPro MAXを選ぶ理由はほとんどない、というのが正直なところです。
GoProはMAXの事は見捨ててしまったのか?
と思うほどに360度コンテンツに対して、数年はテコ入れをしていませんし、そのような同行も感じられません。
正直ここまで差をつけられてしまうと、GoProファンも諦めてInsta360に乗り換えるというユーザーが増えています。
この傾向は、おおよそX3が発売された2022年に顕著となっていまして、X4が発売した2024年には、話題にもほとんど挙がらなくなりました。
MAXを所持している方がX4にすると、おそらく使いやすさや画質の綺麗さで驚くと思います。
360度カメラを使って、画質を見てきたユーザーは余計に分かるはずですね。
今から選ぶなら、X4を選んでいる人がほとんどだと思います。
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