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【海で使う】Insta360 X4の防水性能と水中撮影の設定について

Insta360 X4のアクセサリーキットとして、水中撮影キットはかなり好評のようですね。

検索も多く、気になっている人は多いようです。

確かに水中とX4って相性が良いですものね。

今回はX4を海中で使う事をメインとして、防水性だとか撮影の設定についてを詳しくまとめてみました。

こんなことが分かります
  • X4の防水性について
  • 水中撮影の注意点(設定・準備)
  • 画質や色味の設定と調整

基本的に水中撮影キットを使えば良いのですが、撮影前の設定と画質については見逃しがちな項目です。

一度目を通して頂ければと思います!

目次

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Insta360 X4 防水性についておさらい

まずは、X4の防水性についておさらいします。

防水性はIPX8で10m防水

防水性IPX8
耐水深10m
X4の防水性能

Insta360 X4は標準でIPX8の防水性を備えており、耐水深は10mと定められています。

IPX8は防水性能としては最高ですね。

おおくのアクションカメラの防水性は10mで設定されており、同社のAce ProやGoPro HERO 13なんかも10m防水です。

ちなみに体験でダイビングを行う場合、多くが5~7mとされています。

最近ではAce Pro 2やDJIのOA5なんかが10mを超える防水性を備えていますが、まあよほど10m以上の防水性は必要ありません。

映像の屈折が起こる

では、10m以内であれば防水ケースなしでも撮影できるのかと言われると、残念ながらそうはいきません。

X4をそのまま水中に沈めると、通常よりも屈折率が高くなるので、スティッチングに失敗した動画が撮影されてしまいます。

逆に陸上で水中モードにしても変になる。

360°カメラは前後レンズの視野が200°近くあり、それを繋ぎ合わせて1つの映像を作り出しています。

空中の屈折率を基準にしているがゆえに、水中だと変な所でつなぎ合わせてしまうわけですね。

海水は劣化しやすい

そしてもう一つ、X4に限った事ではないですが、防水性があっても海中ではケースが欲しいところ。

というのも、塩分を含む海水は、ゴムやプラスチックパーツを劣化させがち。

水中ではなくとも海水に付けた場合は、しっかりと洗い流しておきたいですね。

今回は僕が実際にX4で水中撮影した際に気を付けた事と、必要な設定およびアクセサリー、そして適正な色味表現などすべてをチェックしていきましょう。

X4の海中使用

X4を水中使用する際に、必要なアクセサリーと設定は以下になります。

必要なアクセサリー
  • 水中ケース
  • 自撮り棒
  • (リーシュコード)
必要な設定
  • 水中ケースモード
  • 5.7K設定(8K非推奨)
  • カラープロファイル:鮮やか

水中撮影と言ったらほぼ海だと思うので、5m以上の海中撮影を前提に話を進めてきますね。

必要なアクセサリー

Insta360 X4を水中で使用する時のアクセサリー

水中撮影に必要なアクセサリーはコチラ↑

必須なのが水中ケースと自撮り棒で、リーシュコードは出来たら欲しいかなくらい。

必要なアクセサリー
  • 水中ケース
  • 自撮り棒
  • (リーシュコード)

X4の見えない潜水ケースは、水中での屈折率を適切に補正するために必須なアクセサリーです。

価格は17,00円とアクセサリーにしては少々、いえ、結構お高めですね。

純正品はかなりちゃんと作られていると思う

ただこれ、社外品をAmazonで購入するのとかはあまりおすすめ出来なくて、理由がやはり屈折率。

X4の水中撮影を補正するために作られているので、純正品じゃないと補正が微妙だったりするみたい。

レビュー参考
  • 本家と違い若干上下にズレあり
  • 納得しなかったので本物を後で買った
  • 純正品に買い換えます

価格が半分以下の類似品もAmazonで見かけますが、やっぱりレビューにスティッチングのズレを指摘している方が多いですね。

純正品は高いですが、おそらく開発費に結構コストがかかっているのでしょう。

Insta360 X4の見えない潜水ケースを自撮り棒に装着した様子

水中ケースを入れたら、マウントで好きな長さの自撮り棒と合わせます。

水中撮影キットに付属している、114cm自撮り棒でOKだと思います。

Insta360 X4の見えない潜水ケースとパーツ

付属している紙みたいなのは、内部結露を防ぐパーツ。

ケースに仕込ませる部分があるので、一応入れておくと良いでしょう。

Insta360 X4の見えない潜水ケース
付属のポーチで拭いても〇

ケースの取り扱いについては、X4のレンズ同様にケースをクリアに保っておきたいところ。

特に日焼け止めなどが付いていないかは、撮影前にチェックしておくと綺麗な撮影ができますね。

Insta360 X4の自撮り棒にリストストラップで手首に固定した様子

水中はポケットも無いですし、手を離してカメラを置く場所もありません。

逆に言えば海中を浮遊している時は、リーシュさえあればどこでも手を離すことが出来るので、ハンドストラップは用意しておいた方が無難

僕は自作しましたが、水中撮影キットにはハンドストラップも付属しているので、分かりやすくて良いですね。

カメラの設定と補正

必要な設定
  • 水中ケースモード
  • 5.7K設定(8K非推奨)
  • カラープロファイル:鮮やか

水中ケースモード

Insta360 X4の水中モード

上からスワイプして、設定モードのアイコンをタップすることで設定できます。

PCソフトでスティッチングを変更することも出来ますが、ボタン操作にも切り替わるので、水中モードにしておくと良いでしょう。

Insta360 X4の見えない潜水ケースと側面のボタン
防水しながらこの仕組み、どうなってるんだろう?

ケースに入れるとフロントのボタンが押せないので、代わりに横のボタン操作で撮影ON/OFFが出来るようになります。

Insta360 X4で撮影した水中写真

補足ではありますが、ジェスチャー制御をONにしておいても良いかもしれません。

公式によると、水中でもジェスチャーに対してカメラは反応するようですね。

5.7K設定

Insta360 X4を5.7K設定にする

X4の画質は8Kが最大ですが、水中では5.7K画質が推奨されています。

8K撮影は十分な光が取り込める場合において高画質となるため、光量の減る水中では5.7Kの方が安定した画質で撮影できるわけです。

ケースに入れると設定できないので、先に変更しておきましょう。

カラープロファイル:鮮やか

Insta360 X4を鮮やかの設定にする

海の透明度に応じた設定でも良いですが、水に含まれる成分により、色味が普段よりくすむかもしれません。

カラープロファイルを「鮮やか」に設定することで、水中の映像をハッキリ鮮やかに撮影できます。

自撮り棒はまっすぐに

Insta360 X4の見えない潜水ケースに自撮り棒をまっすぐに取りつけた様子

撮影する際、自撮り棒はカメラに対して水平を保つようにしてください。

基本的なX4の操作と同じですが、マウントが動かせる形状なので、特に意識しないとやっちまう人はやっちまうと思います。

前にTVともあろうメディアが、X4の扱い方を間違えている様子を確認しましたので(笑)

ミスるとスティッチングが変になります。

Insta360 X4で撮影した水中写真

上記を守れば、水中でも切れ目のない綺麗な360°動画が撮影できますね!

沖縄のダイビングでは、9割の確率でウミガメに会えると聞いていましたが、運悪く会えませんでしたが…

本当は、体験ダイビングでも普通にウミガメは会えるらしいです(笑)

X4は水中以外でも使えるので、海を楽しむなら持っておきたいカメラですね。

撮影後

撮影後は、PCソフトやスマホアプリで色味やスティッチングの調整を行います。

もしも水中モードにし忘れていた場合は、ソフト側でスティッチングを水中ケースに設定しなおしましょう。

AquaVision 2.0適応なし

海の色味にもよりますが、海中は「青かぶり」と言って、全体的に青みがかった色味が撮影されてしまいます。

これが好きっていう方も多いですが、補正した方が綺麗です。

Adobiのフォトショップなんかで補正する人も多いですが、Isnta360アプリには青かぶりの補正機能が付いているので、手軽に調整可能です。

AquaVision 2.0適応後

AquaVision 2.0をオンにすることで、色味の補正は簡単にできますね。

マリンスポーツの場合

360°回転を用いるアクション

基本的には114cm自撮り棒があれば、8割以上は満足に撮影できるとは思いますが、マリンスポーツ用にアクセサリーが用意されているので、一応紹介しておきます。

サーフィン

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サーフィンの前あたりに付けることで、自分を含めて360°撮影出来るものです。

犬さんの動画ですが、こんな感じになりますね。

ウェイクボード

こちらは、ウェイクボードやカイトなど、引っ張る系のライドマリンスポーツに使うアクセサリー。

ロープに取りつけて撮影するので、かなりマニアックではありますね。

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