今回はInsta360 Ace Proで撮影した写真、静止画についての考察です。
最近人気が急増しているInsta360ですが、実はアクションカメラの人気も急上昇中。
中でもAce Proの画質がかなり良く、暗所性能が高いことは有名ですね。
それだけでなく、Ace Proは静止画や動画から切り出した写真が非常に綺麗なことにも定評があります。
このブログでは過去にAce Proの性能や、他社カメラとの比較について紹介してきました。
構図やら撮影方法にはちょっと頑張ってみたので、Ace Proの実力と共に見て頂けると幸いです^^
補足ですが、今回紹介する画像は、サーバー負荷の観点からサイズダウンしています。
おおよそ3MBから300KB程度
これでもサイズを約1/10に落としての画質という事をご承知ください。
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Ace Proで撮影した写真・静止画
まずは、名古屋を歩いた時の写真から。
最も広い画角に設定し、歪みを活かした撮影をしてみます。
広角の画角は被写体が分散するので、どうしても雑多としやすいです。
ですので被写体というよりも、「形」とか「配置」みたいなのを意識してみました。
「ゆがみ」もうまく使えば面白いです。
雲の質感が細かく描写されているゆえに、ビルと空の遠近感をちゃんと表現出来ていますね。
Leicaレンズの力量が表れている気がします。
続いて縦構図。
信号をアクセントにしてみました。
アクションカメラは縦横に動かしやすいので、いつもと違った画角を再発見できます。
歪み補正モードでは、画角がちょっと狭くなる代わりに、ビルはまっすぐ見たまんまに再現されます。
フレアは発生しているものの、白飛び黒潰れしやすい夕方においても、広いダイナミックレンジを維持していますね。
遊べる時間帯が長くなるのは嬉しいです。
Ace Proの夜間性能の良さは、夕方にも恩恵がありました。
こちらはJpegデータと同時に出力された、Logデータ。
Jpegが補正された鮮やかな画質に対して、こちらのLogデータは編集前提の画像です。
このままでも味のある色味をしていますし、ここから好きな雰囲気に仕上げていく、といのも面白そうです。
夕飯を食べているうちに夜になったので、夜の名古屋もうろついてみました。
端的に言えば、Ace Proの夜間性能は別次元でした。
従来のアクションカメラや他社の夜間撮影は、Ace Proに比べたら話にならないレベルです。
これは写真にはなりますが、動画でも普通にこのレベルの画質を出力してくるので驚き。
夜間特有の低照度ノイズ(チラチラと不快な手振れ)も出ません。
Ace Proに限った事では無いですが、アクションカメラにはマニュアルモードもあります。
ISOとシャッター速度を下げて露出調整をすれば、長時間露光による流し撮りも出来ますね。
この写真もマニュアルモードで撮影した後に、コントラストや彩度をちょっとさわりました。
一眼レフと違ってF値は調整出来ないので、絞り羽で光芒を作れないのはちょっと残念でしょうか。
それでもサブ機としてはなかなかいい働きをしてくれます。
今回はちょっとした交差点で遊んだだけですが、ロケハン次第で良い構図は狙えそう。
夜間撮影と言えば、Ace Proで沖縄の星空を撮影したときにビビりました。
30秒シャッターで地面に置いて撮った写真ですが、天の川がここまでバッチリとは。
もう、星空撮るのに一眼レフ持っていくのを辞めそうです(笑)
夜に強いと言われていたAce Proですが、ここまで描写されると疑いは無くなります。
所は全く変わって、岐阜県のとある無料のネモフィラ畑に来ました。
一眼レフでボケを活かした撮影もイイですが、アクションカメラの広角画角も良いですね。
一眼レフ+アクションカメラの組み合わせは、何気ない小規模観光地の荷物に丁度いい。
アクションカメラの中では頑張っている方ですが、接写が苦手なのはアクションカメラの欠点。
F値が解放固定されている分、手前の被写体に寄りすぎるとボケが目立ちます。
この点には注意しながら撮影は楽しみたいところ。
逆光シーンの強さはAce Proの良い所。
花びらや重なりが生み出す「透け感」もちゃんと再現されています。
ですが、フレアやゴースト(左上の反射光)は発生してしまいますね。
アクションカメラはレンズを守るためのフィルターがあるので、一眼レフよりも構造的に不利なのは致し方ありません。
Ace Proは広角レンズの代わりとして使う事も多いので、僕は登山にも積極的に持っていきます。
こちらの記事で詳しく比較しているのですが、実は最大広角での画質の違いというのは、実際相当な違いがありました。
防水性や高いバッテリー性能も優秀な点。
-10℃を超える低い気温でも、1日中動作してくれるのも心強いです。
雪の硬そうな部分(風に磨かれている所)と、吹き溜まりの柔らかそうな部分。
この違いがちゃんと再現されているので、雪山の荒々しさが伝わってくるかと思います。
Ace Proのもう一つの特徴としては、ズームをしても画質が落ちないという特徴があります。
8Kまで撮影できる余力を残しているので、4Kで2倍ズームにすると、クロップした8K画質で撮影するという仕組み。
なかなか8K(72MP)は使う事がありませんが、ズーム時に画質が劣化しないというのは、GoProに出来ない芸当です。
写真も重視したいユーザーにとって、Ace Proが人気な理由の一つですね。
このように、広角とズーム側で表現の仕方をすぐに変えられるのも利点です。
フリップスクリーンが備わっているので、こういった自撮りも画角に収めやすいですね。
木の形からは想像つかない影が現れました。
登山は歩いているので、こうして不意に面白い構図を見つけます。
この時ポケットにAce Proを忍ばせてあると、スッと撮影できるのは非常に楽です。
一眼レフでは撮影しようと思わない撮り方
広角レンズをいっぱい使った構図
登山の写真は多くなっちゃいますので、コレくらいにしておきますね。
これは旅館に行った時の写真です。
広角なので、室内の端から撮影すると全体図を撮影できるのでおすすめです。
何も編集していませんが、色も光もちゃんと綺麗に出ていますね。
一方で、一眼レフの方を引き合いに出してみると、実はこんなもん。
APS-C機と呼ばれる10万円くらいのカメラだと、スマホやアクションカメラの方がぱっと見良かったりするのです。
これを見ると、Ace Proの暗所性能というか、光に対する強さが何となく分かるかと思います。
もちろん一眼レフにはそちら側の良さがありますし、あえて無編集に近い写真を作ってくれるのがカメラ機なのですが。
僕は一眼カメラもどっちも好きですよ^^
ちょっとした観光地でも、広角を活かした撮影もできますね。
Ace Proは他のアクションカメラと違って、フリップスクリーンが便利すぎます。
アクションカメラの小さな三脚とは言え、ポケットに入れるには邪魔だし、忘れたりもする。
そんな時Ace Proのスクリーンを半開きするだけで、やや上向き画角の直接置きが可能。
そしてこれまた、広角レンズとローアングルの相性が良いんですよね。
遮るものの無い場所では、広角レンズの出番です。
歪ませてもイイですし、歪み補正でまっすぐにしてもらっても良いですね。
太陽を背にしても逆光に強い。
夕方の明暗強い状況下でも、黒潰れや白飛びの少ないダイナミックレンジ。
Ace Proは写真機としても、積極的に使っていきたいアクションカメラでした。
動画だと多少が雑でもバレないのですが、写真だとその辺りシビアに気になりますからね。
もちろんフレアやゴーストといった、アクションカメラなりの弱点はありますし、拡大したときの見え方は一眼レフのほうが絶対に画質が良いです。
広角なので画が単調になりやすいですし、背景ボケという大きな味方もありません。
それでも、広角の画角を活かした撮影を上手くできれば、写真機として十分楽しめるポテンシャルを秘めていると感じました。
ただAce Proのメインは、アクションカメラであり動画です。
Vlog撮影に、旅行に、色んな所で使っていきたいカメラガジェットでしたね!
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Ace Proのおすすめアクセサリー
今回使ったアクセサリーも含めて、Ace Proのおすすめアクセサリーを幾つか紹介して終わりにします!
多機能自撮り棒
普通に自撮り棒として使える、そして角度が調節できるというのは従来もあった類似品と同じなのですが、これはちょっとしたところに引っかけ可能です。
やはりクリエイター向けのカメラだなと思ったのと同時に、さすが開発好きのInsta360だなと感じましたね。
このちょっとしたアイデアで、撮影の幅が何パーセントか増えるのでいいですよね。
可動部分などの高級感とか耐久性とかもイイ感じですので、迷ったらコレ的な一つ。
NDフィルターセット
Ace Proにそのまま装着できるタイプのNDフィルター3枚+PLフィルターのセット。
実はまだ使っていないのでレビューは出来ないのですが、そのうちちゃんと使ってみたいところです。
NDは8/16/32の3枚なので、1000が無いのが写真好きとしては残念ですね。
メインはバイク用(気持ち良い動画が撮れる)っぽいので、まあ仕方ないかも。
ミニ自撮り棒
僅か97gの身に自撮り棒。
三脚もセットになっているので、フリップスクリーンでは対応しきれない不安定な場所で活躍するかも。
持った感じはコレがやっぱり一番手軽ですし、Ace Proを付けたままポケットにしまえるくらいにはミニですが、ちゃんと伸びるので自撮りくらいならイイ感じにしてくれます。
可動部は使いやすいレバータイプですが、2軸にしか動かないので三脚の水平を撮るのは難しそう。
平らなところに置くか、Vlog撮影をするかの二択であれば使いやすい、最も簡易的な自撮り棒ですね。
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