春の訪れ│エベレスト街道トレッキング20日目 Thame▶Namche Bazaar

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この記事は、アウトドアと旅ブログの方で記載した内容を、Ace Pro 2で撮影した写真に差し替え、ちょっと文章にテコ入れして、アクションカメラブログ仕様にしています!

元記事もよければ

WiFiが使えた昨日の夜、この付近の村のこと、チベットとの交流について、調べていた。

ここ、Thameの村は、チベットとの交流の拠点としての役割があったとか。

昨日泊まったLungdhenは、チベット側に最も近い場所として、かつての情緒を感じられる、実質的に最奥の場所なんだとか。

Nangpa la passというチベット(中国)との国境は、今は閉鎖状態で、繋がりを絶たれてしまったとか。

歴史的な事実、情緒的な話を理解したあと、この村、このルートに対する思い入れが、いっそう強くなっていた。

小さなロッジだったが、温かみのある夫婦の宿で、いい場所だった。

今日はThameの村から、いよいよ拠点、ナムチェバザールまで戻る。

ここの丘を越えたら、Thameの村は見えなくなる。

振り返って、その先の谷を、しばらく見つめる。

あの先に、チベットまでの道が続き、かつてはこの道も、交流で栄えていたのか。

名残惜しいが、先へ進む。

今日で終わりではないけれど、この旅のハイライトと、ここでお別れをした気分だった。

すぐに見えたのは、昨日丘から見ていた、下にあるもうひとつのThame集落。

危ない所に村を作ったのではなく、谷の上にある、氷河湖が決壊した事で、突然集落が流されたとの事。

2024年という、ごく最近の歴史だ。

地球温暖化による、氷河湖の拡大によるものなのだとか。

元々は、もっと農地や家屋が広がっていたらしいが、今は被害を受けなかった土地に、ギリギリしがみついているだけのように見える。

まだ上には氷河湖が残っているらしい。

爆弾を抱えた場所で、復元しつつ住み続けるここの人たちは、どう感じているのだろうか。

ここの村も、チベットとのかつての交流も、世界から見れば小さな出来事。

大航海時代だとか、ギリシャの哲学のように、世界を動かすような歴史にならない、取るに足らない小さな歴史。

けど、歩いて感じてしまったからこそ、小さな歴史に思いを馳せられる。

エベレストの景色とかもいいけど、やっぱりこういう情緒的な道が好きだなと思いつつ、程々にして先に進んだ。

村を抜けると強烈な谷が出てくるのだけど、ここに2本の橋がかかっている。

古いのと、新しいの。

どう見ても、確かに橋をかけないと、どうにもならない道。

よくもまあ、こんな場所にかけたものだな。

昔はどうやって作ったのだろうか?

宗教的な画が描かれていたので、安全祈願だとか、何かしらの意味合いがあったのだろうか?

とか、妄想してみた。

谷の対岸からは、氷河湖の崩壊が原因であろう、崩れた谷と道が見えた。

自然が相手だから、ずっと同じようにはいかないだろうけど、温暖化のような世界的な現象が、こうして奥地で被害をもたらしているんだなぁ、とか、また面倒なことを考えてみた。

ここからは、トラバース気味に徐々に高度を下げつつ、カーブごとに、小さな村が出てくる。

Thame以外にも、崩落して農地が縮小した場所もあった。

標高4000m以上と以外では、村の雰囲気が全然違う。

高所は谷も深く、寒く、農地というより、ヤクが草を食むだけの区画で、閑散としていた。

ここらはヤクはもう居なくなり、畑として機能する農地だとか、人の活気も確かに感じる。

そして気温も温かい。

いや、歩いていると暑い!

一気に帰ってきた感が凄い。

カランコロンと、静かな場所に響き渡る、ヤクの鈴ではなく、ケツを叩かれ、奇声で急かされている、ロバが主役に変わった。

ヘリも見かけるようになった。

そう思うと、ここ5日間くらいは、本当に静かな場所に居たんだなと自覚した。

季節も冬から春が一気に訪れたようで、昨日までの寂しさが、少々懐かしい。

1日2日でこうも雰囲気が変わる、このルートを心底楽しいと感じていた。

最初に見えていた山も近づき始め、大きな谷も見え始め、あのカーブを曲がったら終わりかな。

なんて考えていた。

11日ぶりに見えたナムチェの町は、先々週より活気があるように見えた。

僕が到着した時は、まだ冬と春の移り変わりで、天気も安定せず、寒かった。

空気も薄い場所だと思っていた。

10日前はもっと寒かった

今は気候も安定し、暖かく、酸素もそこそこ濃い場所だと感じている。

着いた時とは、季節も、感じ方も、全然違って見えた。

一周ではないけど、ぐるっと回ってきたんだと感じた。

前と同じロッジでは、腹が減ったので、結局また、高カロリーなピザを頼んでしまった。

節制とかどうでもよくて、美味かった。

最初来た時は寝苦しかったけど、一周回ったこの日は、ぐっすり眠れた。

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