GoPro MAX 2のバッテリー関連のアレコレという記事なので、下記要素を詳しく検証・考察しています↓
- MAX2のバッテリー性能おさらい
- 耐寒性能の考察(-10℃未満の環境は?)
- 熱暴走について8K/5.6Kそれぞれ検証(3回平均)
- 充電しながら撮影(バッテリー入/抜き検証)
- 長時間撮影について(タイムラプスも検証)
- Insta360 X5/DJI Osmo 360との比較
GoPro MAX 2のバッテリー性能
GoPro MAX 2のバッテリー性能は、下記の表にまとめます↓
GoPro MAX 2 | |
---|---|
バッテリー容量 | 1960mAh |
急速充電 | 非対応 |
対応温度 | -10℃~35℃ |
バッテリー容量は1960mAhと、HEROシリーズの1900mAhとほぼ同等ですが、互換性は無し。
急速充電は非対応。
対応温度は-10℃~35℃となっています。

このバッテリー差であれば、HEROシリーズとの互換性を与えて欲しくはありますが、形状的に難しかったのでしょう。
耐寒性能は大丈夫か?(-10℃~35℃対応)
-10℃~35℃と聞くと心配になるのが、夏季の熱暴走と冬季のパフォーマンス低下です。
熱暴走については、後に何度か検証して平均をだしているので、とりあえず耐寒性能について考察します。
MAX 2はまだ冬季の検証が出来ないので、同じくエンデューロバッテリーのHERO 12を例に出しますね。

以前、2月初旬のプチ寒波の日、五竜岳という標高3000mくらいの山に、テントで泊りに行きました。
その時の朝夜が-18℃だったので、GoPro HERO 12で撮影したのですが、比較対象のAce Proと比べると、撮影時間のパフォーマンスは9割程度でした。
熱停止まで | -18℃実験 | |
---|---|---|
GoPro HERO 12 | 22分 | 73分 |
Insta360 Ace Pro | 68分(熱停止無し) | 86分 |
DJI Osmo Action 4 | 55分 | 86分 |
ただしこれが、純粋なバッテリーパフォーマンスなのか、それとも寒冷地による若干のパフォーマンス低下かは不明。

すみません、HERO 12を売ってしまったので、常温連続撮影時間は分かりません💦
ですがまあ、MAX 2も同じくエンデューロバッテリーであることを考えると、耐寒性能はさほど気にするものでも無さそうです。
-10℃対応とはなっていますが、おおよそ-20℃近くまではそこそこ頑張ってくれるとは思うので、本州のゲレンデ程度であれば、GoPro MAX 2も活躍はしてくれそう。
個人的に思うに、GoPro MAX 2は一般ユーザーよりも、エクストリームスポーツとの相性が良いと思っています。


どちらも1/4インチネジは付いていますが、例えばX5のマウントは、Ace Pro 2シリーズと互換性のある、クイックリリースを採用。
GoPro MAX 2はマウントフィンガーですね。
クイックリリースマウントは、バイクユーザーや旅行との相性が良いのですが、マウントの分のスペース分、重量増加と取り付け範囲の延長に繋がります(微々たる差ですが一応)。


MAX 2は最も縦長さが短いうえ、マウントフィンガー採用による省スペース化が可能。
ですので、冬季撮影×ヘルメット固定という条件においては、GoPro MAX 2が最強なんじゃないかな?
と思ってはいますね。


MAX 2の弱点である暗所性能とか、熱暴走も冬季なら気にする必要も減りますし。
ただし、タッチ感度の悪さや操作性の点で、グローブ操作が絶望的になりそうなのは気を付けた方が良いかもですが、、、
いずれにせよ、GoPro MAX 2の耐寒性能は大丈夫でしょう。
GoPro MAX 2の熱暴走について
それより気になるのは、きっと熱暴走。
熱停止までの時間 | |
---|---|
8K30fps | 21分22秒 |
8K30fps | 23分31秒 |
8K30fps | 21分28秒 |
5.6K30fps | 45分02秒 |
GoPro MAX 2を、室温22~28℃の常温下で8K30fps撮影をした場合、3回平均で約22分程度の所で熱暴走が起こり、撮影を停止しました。
なお各撮影は1日に1回とし、機器に10時間以上のインターバルを与えたうえで実施しています。
常温における撮影で熱暴走は起きたので、夏場の使用はさらに注意が必要かもしれません。
充電しながら撮影
GoPro MAX 2は充電しながら撮影は、一応は可能です。




このように、バッテリーを入れた状態でも良いですし、5V/2A以上の給電があれば、バッテリーを抜いての撮影も可能。
なのですが、、、
熱停止までの時間 | |
---|---|
8K30fps(給電) | 19分37秒 |
バッテリーを抜いた状態であっても、19分37秒で熱停止。



絶望的ですね、、、
5.6K30fps撮影の場合
解像度を落として、5.6K30fps撮影の場合は、45分02秒の所で熱暴走にて撮影を停止。
8K撮影と比較すると、おおよそ2倍長く撮影はできました。
それでもバッテリー残量は48%でしたので、いずれにせよGoPro MAX 2は、360°動画モードにおける長時間の撮影は向いていないと言えそう。
タイムラプスの場合
タイムラプス撮影は、熱暴走無しで最後まで撮影を続けました。
最大解像度の8K撮影で、0.5秒間隔(流れる雲や人の往来シーンに適する)設定で検証したので、MAX 2のタイムラプスにおける、最大画質です。



タイムラプス系は心配しなくて良さそうですね。


例えばスタートレイルなどは、30秒間隔の撮影で30分なので、この辺りも心配なく撮れそうです。
GoPro MAX 2の連続撮影時間
GoPro MAX 2の連続撮影時間については、公式スペックが記載されていないので、詳細は不明です。
また、熱暴走のため、実質的な計測も困難。
ですが、熱停止時のバッテリー残量から推察(例:5.7K撮影で残量48%)すると、おおよそ下記程度の連続撮影時間になるかと思われます。
熱停止までの時間 | バッテリー残量 | 残量から計算した撮影時間 | |
---|---|---|---|
8K30fps | 22分 | 70% | 73分 |
5.6K30fps | 45分 | 48% | 93分 |
8K30fpsの場合、22分時点でバッテリー残量が70%だったので、そのまま継続していれば、73分くらいで停止したのかな?
5.7Kの場合は、計算すると93分程度でした。
GoPro MAX 2を休ませつつ撮影を行うのであれば、8Kでも1時間以上は撮影を続けることは出来そうですね。
Insta360 X5・Osmo 360と比較してみる
MAX 2のバッテリー性能はおおよそまとめましたが、スペックは比較した方が分かりやすいです。
MAX 2 | X5 | Osmo360 | |
---|---|---|---|
バッテリー容量 | 1960mAh | 2400mAh (2800mAh) | 1950mAh |
8K撮影 | 1時間13分(推察) | 1時間25分 | 1時間50分 |
5.7K撮影(6K) | 93分(推察) | 208分 (235分) | 190分 |
20分充電(30W) | 30% (90W充電使用) | 60% | 62% |
熱暴走(室温) | 21分22秒 | なし | なし |
Insta360 X5とDJI Osmo 360は常温時8K撮影における、熱暴走は無し。
8K/5.6K撮影に撮影時間の差はありますが、いずれにせよ撮影時間はどちらもMAX 2に比べると長いです。
同じ30W充電器を使用した場合の充電速度も、おおよそ2倍の違いがありますね。



ハード面比較すると、どうしてもGoPro MAX 2は厳しいです💦
ですが、GoPro MAX 2は個人的にも、どれより日中画質が自然で良いと感じたので、その辺りも評価しつつ比較できると良いなと感じています↓


とはいえMAX 2の使い勝手はかなり悪いので、操作性の良さ・アプリの安定性・画質など全ての項目で安定して使いやすい、良いと感じるのがX5でした。
個人的には360°カメラは、Insta360 X5を推奨かな。


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GoPro MAX 2のバッテリー性能
GoPro MAX 2のバッテリー関連・熱暴走などアレコレ検証・考察しましたが、結論、GoPro MAX 2のバッテリー性能は低いですね。


バッテリー関連で言えば、X5かOsmo 360が最強です。
ただし、GoPro MAX 2の魅力は、とにかく日中画質の良さだと思っています。


この記事を見に来てくれた方と言うのは、おそらくGoPro MAX 2へある程度の期待と、GoProへの愛ゆえに購入を検討されている方かな?
願わくば、熱暴走しない情報が欲しかった人も居ると思います、、、



ごめん、熱暴走はしたよ、、、
バッテリー性能は今まで通りダメではあるんですが、日中画質はちゃんと評価しつつ、愛を持って考えたいところですね。


↑上記の記事は、そのあたりも含めて、総合的に評価しています。
よければ3社で選ぶ際の、参考にして頂ければと思います^^
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