前作X4よりも書き込みデータを効率化して、保存容量を20%ほど削減したX5。
それでも8Kの360°データという大きなファイルサイズを扱うカメラですので、データの書き込み容量については気にしたいところ。
同じく8KのX4を1年間使ってきた感覚を踏まえつつ、X5に適したSDカードの選び方を、コスパと利便性の双方から考察してみますね!
- X5に適合するSDカード(おさらい)
- SDカードの容量選び(64~512GBどれがイイ?)
- SDカード選びの注意点
- 安物を買ったらどうなった?(経験談)
ですがまず、SDカード選びに移る前に確認しておきたいことが3つあるので、そちらから触れていきます。
- X5に適合するSDカード
- X5とX4のデータサイズの違い
- Insta360+(サブスク)の有無
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X5を使う上でほぼ必須アクセサリーとなりますので、ぜひご利用ください!
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X5に適合するSDカード
Insta360 X5に適合するSDカードの規格から、まずはおさらいします。

X5に適合するSDカードは、X4同様に主にSandiskのExtremeが適合します。
Sandiskにはエントリーモデルの「Ultra」がラインナップされているので注意が必要。


ExtreameとUltraの違いは書き込み速度で、X5に適しているのは書き込み速度の規格が「V30」「U3」以上のものとなっています。
X4で常に最高の結果を得るには、スピードクラスがV30以上でexFAT形式のUHS-I microSDカードを使用します。
X4オンラインマニュアル
Ultraは安いので選びたくなりますが、規格以下なので録画が保証されませんので、この点は要注意。
ちなみに4K撮影でV30以上、8K撮影だとV90以上を推奨するサイトもありますが、Insta360 X5のデータサイズは省エネ化されているためか、V30以上のExtremeで十分です。
- スピードクラスV30以上
- UHS-Ⅰ
- メモリ容量1TB以下

あとはUHS-Ⅱは適合しないので、UHS-Ⅰの規格を選ぶことに注意してください。
Insta360 X5とX4の違い(書き込みサイズ)
SDカード選びに移る前に、もう一つ触れておきたいのが、X5での改善項目です。
X5は書き込み容量の効率化に成功し、同じ解像度でも書き込み容量がX4より20%程増加しています。
動画容量が軽くなることで、ビットレートも小さくなり、副産物的に動画編集のスムーズさも向上するかと思われます。
X5 | X4 | |
---|---|---|
8K30fps(1分間) | 1.2GB | 1.5GB |
ビットレート | 120Mbps | 150Mbps |
30分撮影 | 28.4GB | 34.4GB |
実際に30分間の8K撮影で比較してみましたが、ファイルサイズはX4が1.21倍と、確かにX5では20%以上の軽量化を実現できていました。
これはありがたい変化ですね。
Insta360+をどうするか?

サブスクプランのInsta360+では、200GB~2TBのクラウドサービスが使えるので、有料プランに入るかどうかも視野に入れておきたいです。
最低でもクラウドは200GBあるので、それによってSDカードの容量を下げる(安くする)ことが出来そうですよね。

といっても結局64GBや128GBだと、容量分の価格で普通にコスパが悪いのと、2~3日の旅行だと256GBが欲しくなることもあると思います。
クラウド利用の有無に限らず、結局256GB以上を選ぶことをおすすめするのは、変わらない気はしますね。

この辺りは、ここより下記で解説します!
では、メインのSDカード容量選びに移ります!
SDカードの容量選び


Insta360からは64GB~512GBまで、SDカードが4種類ラインナップされています。
これらはSandisk Extremeの規格に該当するので、安心して選んで頂いて大丈夫です◎
64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
---|---|---|---|---|
価格 | 1,820円 | 4,500円 | 5,200円 | 9,300円 |
8K30fps(5.7K60fps) | 61m | 2h03m | 4h07m | 8h27m |
5.7K+30fps | 1h29m | 3h00m | 6h00m | 12h18m |
5.7K30fps | 1h41m | 3h22m | 6h46m | 13h53m |
4K60fps(シングルレンズ) | 2h03m | 4h07m | 8h15m | 16h55m |
基本的に画質は5.7K以上の想定としましました。


ここで一つ注意したいのが、SDカードの容量は1割ほど使えないスペースがあり、実際に使えるのは9割程度となること。
これはSDカードの特性で、バグでもないので焦らなくても大丈夫です。
ではここから、それぞれの解像度で使った場合の容量の減り方や録画時間を、SDカードの容量と共に見ていきましょう。
8K30fpsの場合
バッテリー切れ | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
---|---|---|---|---|---|
X5(8K30fps) | 1時間25分 | 61m | 2h03m | 4h07m | 8h27m |
X4(8K30fps) | 1時間15分 | 50m | 1h40m | 3h20m | 6h51m |
まずは最高画質の8K30fpsから見ていきます。
ちなみにX5のバッテリー(2400mAh)では、8K撮影で1時間25分の撮影時間でしたので、これを目安にするとよいでしょう。
参考までに、X4の書き込み時間も載せておきます。
X5は8K解像度の書き込み容量が省エネ化されているので、X4よりも撮影時間に余裕がありますね。
64GB
バッテリー切れ | 64GB | |
---|---|---|
X5(8K30fps) | 1時間25分 | 61m |
さすがにバッテリー一本分の録画時間にも満たないので、64GBは個人的には無し。
仮にInsta360+に登録したサブスクユーザーだとしても、128GB以上は選んだ方が良さそう。
128GB
バッテリー切れ | 128GB | |
---|---|---|
X5(8K30fps) | 1時間25分 | 2h03m |
バッテリー切れまで撮影を続けて、メモリの空きスペースは残り1/4程度。
128GBからはギリギリのラインですが、X5は急速充電にも対応かつ、バッテリー付属のキット購入をする人も居るでしょう。
バッテリー1本分ちょいの128GBは、心もとない感じがしますね。
2-3日の旅行で、充電と撮影をし過ぎると一杯になるかもですし、そもそも旅行中にいそいそと古いデータを削除するのも何か嫌ですよ。
あとはそもそも128GBと次の256GBだと、価格差700円という謎コスパ。



256GBを選びなよ、と言われているようなものですね(笑)


これがさっき言いました、サブスクユーザーでも256GB以上を選ぶことになるというやつ。
256GB
バッテリー切れ | 256GB | |
---|---|---|
X5(8K30fps) | 1時間25分 | 4h07m |
128GBと容量差2倍にして価格差700円の謎。
バッテリー満タン×3回分くらいの容量はあるため、おおよそ余裕が持てるメモリ容量かなと思います。
実はInsta360でX5を購入する際、基本のセットとして選択できるのが256GBです。
価格的な事を考えても、公式の推しはおそらく256GBなのでしょう。



多分ですが、これを選ぶユーザーが一番多いと思う


512GB
バッテリー切れ | 512GB | |
---|---|---|
X5(8K30fps) | 1時間25分 | 8h27m |
8Kでも8時間以上の録画が出来るとあって、よほどしばらくの間はSDカードが一杯になりません。
とはいえ価格が1万円近いので、SDカードを選ぶだけでも勇気が必要。
Insta360+を利用しないユーザーかつ、データ移行をまとめて行いたいユーザーは、512GBもアリかもしれません。



もちろん大は小を兼ねるので、512GBが最も楽ではあります!


5.7K+30fpsの場合


64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
---|---|---|---|---|
X8(5.7K+) | 1h29m | 3h00m | 6h00m | 12h18m |
5.7K+はほぼ8K撮影と同等の画質ながらに、データ量を抑えた保存方法として、個人的にも割と活用します。



おおよそ8Kの90点くらいの撮影な印象です!
こちらを多用する場合は、128GB以上が選択に入ってくるでしょう。
それでも256GBの価格を考えると、、、
ってなりますが。
いずれにせよ、5.7K+撮影は編集時の操作性も良いので、使うようにすると便利。
では次に、X4を1年間使ってみてどうだったか?
という事を、完全に個人的な主観ですが、まずは皆さんと共有します!



512GBの容量で、春夏秋冬ガッツリ使った人物の感想です!
X4を1年使ってどうだったか?
512GBでギリ1年持たなかった。
これがまず一つ、僕個人の使い方における感想です。



途中で何度か消しながら、1年で512GBがパンパンになりました!
といっても、人によって、バイクか旅行か、使用用途によって減り方は全然違うと思うので、僕がどんな感じに使ったのかは共有しますね。




僕の使い方は主に、1回の撮影が数秒~数分程度と短いです。
というのも、X3やONE RSから使っているため、自撮り棒の方向と動かし方で、撮影できる動画のイメージが分かっているから。




長時間録画だとしても、スノーボードや自転車など、長くて10分~程度です。
バイクユーザーの方などは、もうちょっと長く録画しそうですよね。
X4が最新だったシーズンの、2024年春~2025年春までの春夏秋冬で、上記のようなまとめ動画は作りました。
おおよそワンカット的なシーンが多いのが、何となく分かりますか??
効率よく撮影&消去して、1年分をギリ512GBに収めていますので、慣れない方には512GBでも1年は厳しいと思います。


クラウドを利用し始めると、PCからでもスマホからでもデータにアクセスできますし、何よりSDカード内がゴチャゴチャしません。
上記の動画みたいに、1年分の撮り溜めたデータをまとめて編集なんかも出来るので、カメラの満足度も非常に高いです。
クラウド無しでもPCやSSDにデータ保存しておけば、PCソフトを利用した編集は可能ですが、スマホだと難しいですね。


SDカードの入れ方


X5のSDカード挿入部は、バッテリーを外した際に見えます。
向きがある事に注意なのと、「カチッ」と言うまでしっかりと押してセットしてください。
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SDカード選びの注意点
容量には多少誤差がある
*SDカードは映像の保存だけでなく、録画のキャッシュ用にも使用するため、1~2GB程度の容量が必要です。したがって、表のデータから1~2GBのズレは正常の範囲内です。
X4オンラインマニュアル
SDカードは実際の表記よりも、記録できる内容量が少ないことがほとんどです。
おおむねメーカー表記の90%が妥当と言われていますので、やはりある程度の余裕を持って購入することをお勧めします。
定期的なフォーマット


SDカードは、記録と消去を繰り返します。
そのまま使い続ける事も出来るのですが、定期的にフォーマットを行う事で、快適な記録を続けることが出来ます。



メモリ内のゴミを掃除する感覚ですね。
Insta360公式からも定期的なフォーマットは推奨されているので、データ移行が完了したら、消去する癖をつけたいですね。
ファイルの保存に関する潜在的な問題を避けるため、microSDカードは定期的にフォーマットすることをお勧めします。SDカードをフォーマットする前に、カード内の映像は必ずスマートフォンやコンピューターに転送してバックアップしておきます。SDカードはカメラまたはモバイルアプリでフォーマットできます。
X4オンラインマニュアル
なお、フォーマットは端末から簡単に行えます。
Sandisk製はニセモノに注意


SanDisk製はInsta360公式からも推奨されているSDカードですが、Amazonや楽天で偽物が多く流通する、というのは昔から周知のこと。
これは、Amazon公式ストアの確認や、出品者情報を確認することで、怪しいものを排除しやすいかもしれませんね。
Insta360公式の256GBメモリを、カメラ購入時に選択する人は多そうですが。
安物を買ってみた
2023年頃、結構前々の話をしますが、過去に謎SDカードを買ってしくじった報告で〆ましょうか(笑)


以前僕は、これを買いました。
Insta360 ONE RSです。
商品紹介ページにて、「Insta360適合」と書いてあったので使っていたのですが、結論は下記の通り↓
安っすい謎ブランドはやっぱりダメだなぁ、と実感しただけでしたね(笑)
2つ持っていたので何とかなりましたが、2ヵ月の海外旅行中だったので、もう一枚もダメになったら悲しすぎでした。


旅行先で使えなくなった
とかなら残念過ぎるので、SDカードはちゃんとSanDiskかInsta360の正規品を買っておきたいですね。
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