8K解像度というビッグデータを取り扱えるようになったInsta360 Ace Proですが、ゆえにSDカードの容量選びに迷う方もおられるでしょう。
なるべく安く済ませたい半面、ストレス無く撮影と記録をしたいと思うので、今回はAce ProにおすすめのSDカードについての紹介です。
- Ace Proに適合するSDカード(おさらい)
- SDカードの容量選び(64~512GBどれがイイ?)
- SDカード選びの注意点
- 安物を買ったらどうなった?(経験談)
先に結論をお伝えしますと、公式からも推奨されるのは128GBであり、僕もそれくらいが使いやすいと感じています!
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割引 | 無料特典 | |
---|---|---|
Ace Pro | スクリーンプロテクター | |
X4 | 79,800 | 114cm見えない自撮り棒 |
X3 | 114cm見えない自撮り棒 | |
GO 3S | 61,900円 | 収納ケース |
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Ace Pro(Ace Pro 2)に適合するSDカード
まずは適合するSDカードから、簡単におさらいしておきます。
Ace Proに適合するSDカードは主にSandiskのExtremeが適合します。
SandiskにはエントリーモデルのUltraがラインナップされているので注意が必要です。
逆に言えば、Extremeを選んでおけば、「V30・U3」のスピードクラスはクリアしているので、深く気にしなくてOKです。
Insta360 Ace/Insta360 Ace Proで常に最良の結果を得るため、スピードクラスがV30以上、UHS-IのexFATフォーマットされたmicroSDカードを使用してください。それ以外のmicroSDカードを使用すると、撮影が停止したり映像が破損する恐れがあります。
Ace Proオンラインマニュアル
要するに書き込み速度が速くないと、おそらく8K画質や120fpsなどの高負荷撮影で書き込みが失敗する可能性が高そうです。
当然ながら、これは守った方が良さそうですね。
- スピードクラスV30以上
- UHS-Ⅰ
- メモリ容量1TB以下
Ace Proオンラインマニュアルには、以下の種類が適合すると書かれていますね。
Sandisk Extreme V30 A1 | SDSQXVF-032G-GN6MA | 32GB | V30 |
Sandisk Extreme Pro V30 A1 | SDSQXCG-032G-GN6MA | 32GB | V30 |
Sandisk Extreme Pro V30 A1 | SDSQXCG-064G-GN6MA | 64GB | V30 |
Sandisk Extreme V30 A1 | SDSQXAF-128G-GN6MA | 128GB | V30 |
Sandisk Extreme V30 A2 | SDSQXAF-128G-GN6MA | 64GB | V30 |
Sandisk Extreme V30 A2 | SDSQXA1-256G-ZN6MA | 256GB | V30 |
Sandisk Extreme Pro V30 A2 | SDSQXCZ-1T00-ZN6MA | 1TB | V30 |
Lexar 1066x microSD UHS-I SILVER Series | LMS1066064G-BN | 64GB | V30 |
Lexar 1066x microSD UHS-I SILVER Series | LMS1066128G-BN | 128GB | V30 |
Lexar 1066x microSD UHS-I SILVER Series | LMS1066256G-BN | 256GB | V30 |
SanDiskの他に、レキサーのSDカードも適合しそうです。
SDカードの容量選び
Insta360からは64GB~512GBまで、Sandisk製のSDカードが4種類ラインナップされています。
以下より、容量ごとにAce Proの画質で撮影出来る時間を、表でまとめますね。
シーン | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
---|---|---|---|---|---|
4K30fps | シネマティック | 1h16m | 2h33m | 5h4m | 10h24m |
4K60fps | 適正 | 1h3m | 2h8m | 4h15m | 8h44m |
8K24fps | 高画質 | 48m | 1h37m | 3h13m | 6h36m |
4K120fps | アクション・スロー | 51m | 1h43m | 3h25m | 7h1m |
基本的に画質は4K以上の想定としましました。
では、これよりそれぞれのシーンに適したSDカードの選び方を紹介するのですが、まずは僕のおすすめ設定について触れておきます。
おすすめの設定について
シーン | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
---|---|---|---|---|---|
4K30fps | シネマティック | 1h16m | 2h33m | 5h4m | 10h24m |
4K60fps | 適正 | 1h3m | 2h8m | 4h15m | 8h44m |
Vlog撮影からスポーツまで、幅広いシーンに適した4K60fps設定。
30fpsと比較すると動画の滑らかさは分かるはずですので、僕はいつも4K60fps設定で撮影しています。
後で30fpsに落とす事は可能ですし、そもそも何故かメモリ消費量が4K30fpsとあまり変わりません。
2倍スローまでは対応するので、アクションカメラとして用いる場合は60fps設定にしておくと、後悔の無い撮影が出来るでしょう。
ちなみに8Kという選択もありますが、PCソフト編集の際に高スペックCPUが必要なのと、編集速度の低下がどうしてもあります。
扱いやすいデータはやはり4Kデータまでかなと思いますので、個人的には4Kをメインで使っています。
8Kは意味がない訳でも無く、2倍ズームの際に画質が落ちない(実質8K部分を使っている)のがAce Proの利点ですね。
64GB
64GB | |
---|---|
4K30fps | 1h16m |
4K60fps | 1h3m |
64GBの場合、60fpsで1時間3分の撮影が可能。
節約して4K30fps設定にしたとしても、Ace Proの充電満タン撮影時間の100分よりも少ない、76分(1時間16分)しか容量がありません。
定期的に動画を整理しないと、割とすぐにいっぱいになってしまうので、個人的に64GBは少ないと感じています。
128GB
128GB | |
---|---|
4K30fps | 2h33m |
4K60fps | 2h8m |
128GBにもなると、4K60fpsでも2時間以上の連続撮影が可能になりますので、かなり実用的な容量となります。
それでも充電満タン2回分には及びませんので、予備バッテリーを使用する前提の方や、泊まりの旅行が想定されるならば、256GB以上を選択するのもアリです。
ただし、X4の360°動画と違って楽なのは、360°画角から切り出す必要が無いという事。
動画はそのまま扱えますので、定期的なフォーマットもX4より頻繁に行いやすいですね。
Ace Proのアクセサリーキットでは、この128GBが同封されますので、ベーシックかつ、選ぶユーザーが多いのは128GBメモリでしょう。
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256GB
256GB | |
---|---|
4K30fps | 5h4m |
4K60fps | 4h15m |
8K24fps | 3h13m |
4K120fps | 3h25m |
256GBになってくると4Kで4時間以上、8K撮影も視野に入ってきます。
もともとX4用に販売されていると思われるメモリサイズですので、8K撮影が標準になってくるのですね。
僕は128GBで不便を感じたことはありません。
512GB
512GB | |
---|---|
4K30fps | 10h24m |
4K60fps | 8h44m |
8K24fps | 6h36m |
4K120fps | 7h1m |
8Kでも6時間撮影が可能ですので、よほど使う方は無さそうです。
ここまでくると、SDカードというよりSSDメモリのように扱いたくなりますね。
SDカードの入れ方
SDカードの挿入部は、USBケーブル穴の横にあります。
「カチッ」と言うまでしっかりと押してセットしてください。
抜く場合は、押し込むことで反発して戻ってくる仕組みになっています。
SDカード選びの注意点
容量には多少誤差がある
*SDカードは映像の保存だけでなく、録画のキャッシュ用にも使用するため、1~2GB程度の容量が必要です。したがって、表のデータから1~2GBのズレは正常の範囲内です。
X4オンラインマニュアル
SDカードは実際の表記よりも、記録できる内容量が少ないことがほとんどです。
おおむねメーカー表記の90%が妥当と言われていますので、やはりある程度の余裕を持って購入することをお勧めします。
定期的なフォーマット
SDカードは記録と消去を繰り返し行う事の多いメモリです。
ゆえに長期記録するHDやSSDと比較して、記録消去の「ゴミ」が発生しやすい媒体となりますので、定期的なフォーマット(メモリの掃除)が必要です。
その状態で使い続けると、SDカードに負荷を与えたり、記録しづらいなどの影響が出ることも。
Insta360公式からも、Ace ProのSDカードは定期的なフォーマットを推奨されていますので、SDカードを長く使うためにも定期的なフォーマットをすると良いでしょう。
ストレージの不具合を避けるため、定期的にカメラのファイルをスマートフォンやPCに転送してバックアップした上で、内蔵ストレージをフォーマットすることをお勧めします。
Ace Proオンラインマニュアル
なお、フォーマットは端末から簡単に行えます。
Sandisk製はニセモノに注意
SanDisk製はInsta360公式からも推奨されているSDカードですが、ECサイトに偽物が多く流通するメーカーでもあることに注意してください。
例えばAmazonなどのECサイトで購入する場合、出品者情報で所在や評価の確認をすると良いかもしれません。
それでも偽物を完全に排除する保証は僕には分かりませんので、Insta360公式から購入するのが一番安全かもしれません。
安物を買ってみた
以前僕は、こういったものをInsta360 ONE RSの時に購入しました。
Insta360適合と書いてあったので使ったのですが、結論としては以下の通り。
360°カメラとアクションカメラでは保存形式も違いますが、Ace Proは8K撮影も可能な高性能カメラです。
「Ace Pro適合」「Ace Pro動作確認済み」などの記載がある廉価版があるかと思いますが、個人的には正直おすすめしませんね。
大切な記録が撮影出来てなかった!
ってなると泣きですね(笑)
僕もRSの時、何度か経験しています。
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