8K解像度というビッグデータを取り扱うようになったInsta360 X4ですが、それに伴ってSDカードも高性能の物が適応になりました。
なるべく安く済ませたい半面、ストレス無く撮影と記録をしたいと思うので、今回はX4におすすめのSDカードについての紹介です。
- X4に適合するSDカード(おさらい)
- SDカードの容量選び(64~512GBどれがイイ?)
- SDカード選びの注意点
- 安物を買ったらどうなった?(経験談)
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X4に適合するSDカード
まずは適合するSDカードから、簡単におさらいしておきましょう。
X4に適合するSDカードは主にSandiskのExtremeが適合します。
SandiskにはエントリーモデルのUltraがラインナップされているので注意が必要です。
逆に言えば、Extremeを選んでおけば、「V30・U3」のスピードクラスはクリアしているので、深く気にしなくてOKです。
X4で常に最高の結果を得るには、スピードクラスがV30以上でexFAT形式のUHS-I microSDカードを使用します。
X4オンラインマニュアル
書き込み速度が速くないと、おそらく8K画質などの高負荷撮影で書き込みが失敗する可能性が高そうです。
当然ながら、これは守った方が良さそうですね。
- スピードクラスV30以上
- UHS-Ⅰ
- メモリ容量1TB以下
UHS-Ⅰに関しては少し注意が必要で、裏が二列になったUHS-Ⅱを選ぶと適合しないことに注意してください。
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SDカードの容量選び
Insta360からは64GB~512GBまで、Sandisk製のSDカードが4種類ラインナップされています。
以下より、容量ごとにX4の画質で撮影出来る時間を、表でまとめますね。
64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
---|---|---|---|---|
8K30fps(5.7K60fps) | 50m | 1h40m | 3h20m | 6h51m |
5.7K+30fps | 1h20m | 2h42m | 5h23m | 11h03m |
5.7K30fps | 1h41m | 3h24m | 6h46m | 13h53m |
4K60fps(シングルレンズ) | 1h34m | 3h90m | 6h17m | 12h53m |
ミーモード | 50m | 1h30m | 3h20m | 6h51m |
基本的に画質は5.7K以上の想定としましました。
では、これよりそれぞれのシーンに適したSDカードの選び方を見ていきます。
8K30fpsの場合
64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
---|---|---|---|---|
8K30fps(5.7K60fps) | 50m | 1h40m | 3h20m | 6h51m |
やはり8Kと5.7Kを比較すると、平面にクロップした後の画質に差がつきます。
基本的に編集するだけのPCスペックがある場合、やっぱり8K画質で撮影することをおすすめしますね。
8K30fpsと5.7K60fpsのデータ消費量は同じですので、X4においては8K30fpsを基本に考えると良さそうです。
64GB
さすがに64GBだと、50分しか撮影できません。
充電満タンで75分まで撮影できますので、X4においてはこの64GBというのは選択肢から外れますね。
128GB
8K撮影で90分のデータが記録できます。
充電をフルに使っても15分のデータ量が残りますので、こまめにデータを整理する方であれば、ギリギリ128GBからが選択肢になりそうです。
ただし傾向からすると、ギリギリのメモリ容量を選ぶ人は少ないようですので、多くの方が256GB以上を選択している印象です。
256GB
8Kでも3時間20分の連続撮影が可能です。
バッテリー満タン×2回分を使っても余る容量なので、おおよそ余裕が持てるメモリ容量かなと思います。
256GBと512GBはX4向け前提のメモリ容量ですし、256GBは公式サイトで基本のセットとして選択できるメモリ容量です。
おそらく一番選ぶユーザーが多いのではないでしょうか?
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512GB
8Kでも6時間51分という長さのデータを記録できます。
僕自身、512GBがいっぱいになるまで記録したことはありませんが、それでも数か月前のデータが残っているくらいには余裕があります。
要領が大きいとどうしてもズボラになりますし、価格も高くつきますね。
5.7K+30fpsの場合
64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
---|---|---|---|---|
5.7K+30fps | 1h20m | 2h42m | 5h23m | 11h03m |
8Kに近い画質ながらに、保存データ量を抑えた撮影方法として、X4より新たに5.7K+という画質が用意されました。
データ容量が圧縮されますので、PCスペックが低いユーザーにおすすめの設定ですね。
携帯端末で言えば、iPhone程度のスマホスペックならば8Kは扱えますが、格安スマホユーザーなんかも5.7K+撮影がスムーズかもしれません。
いずれにせよ、編集できる上限に合わせて選ぶというのもアリでしょう。
128GB~256GB辺りか?
5.7K+画質をメインで扱いそうな場合、コストを抑えるために128GBまでなら落とすのはアリかなと思います。
毎回データを整理しておけば、充電一回分の撮影時間は記録されますので。
64GBまで落とすと80分までとなり、充電一回分でギリギリ。
毎回フォーマットレベルまでデータを0にするのは現実的ではありませんし、実際容量には余裕を見積もった方がよろしいと思います。
SDカードの入れ方
SDカードの挿入部は、バッテリーを抜いた状態の、この位置にあります。
「カチッ」と言うまでしっかりと押してセットしてください。
抜く場合は、押し込むことで反発して戻ってくる仕組みなので、飛ばさないように要注意。
僕は何度か飛ばしてます(笑)
SDカード選びの注意点
容量には多少誤差がある
*SDカードは映像の保存だけでなく、録画のキャッシュ用にも使用するため、1~2GB程度の容量が必要です。したがって、表のデータから1~2GBのズレは正常の範囲内です。
X4オンラインマニュアル
SDカードは実際の表記よりも、記録できる内容量が少ないことがほとんどです。
おおむねメーカー表記の90%が妥当と言われていますので、やはりある程度の余裕を持って購入することをお勧めします。
定期的なフォーマット
SDカードは記録と消去を繰り返し行う事の多いメモリです。
ゆえに長期記録するHDやSSDと比較して、記録消去の「ゴミ」が発生しやすい媒体となりますので、定期的なフォーマット(メモリの掃除)が必要です。
その状態で使い続けると、SDカードに負荷を与えたり、記録しづらいなどの影響が出ることも。
Insta360公式からも、X4のSDカードは定期的なフォーマットを推奨されていますので、SDカードを長く使うためにも定期的なフォーマットをすると良いでしょう。
ファイルの保存に関する潜在的な問題を避けるため、microSDカードは定期的にフォーマットすることをお勧めします。SDカードをフォーマットする前に、カード内の映像は必ずスマートフォンやコンピューターに転送してバックアップしておきます。SDカードはカメラまたはモバイルアプリでフォーマットできます。
X4オンラインマニュアル
なお、フォーマットは端末から簡単に行えます。
Sandisk製はニセモノに注意
SanDisk製はInsta360公式からも推奨されているSDカードですが、ECサイトに偽物が多く流通するメーカーでもあることに注意してください。
例えばAmazonなどのECサイトで購入する場合、出品者情報で所在や評価の確認をすると良いかもしれません。
それでも偽物を完全に排除する保証は僕には分かりませんので、Insta360公式から購入するのが一番安全かもしれません。
安物を買ってみた
以前僕は、こういったものをInsta360 ONE RSの時に購入しました。
Insta360適合と書いてあったので使ったのですが、結論としては以下の通り。
「X4適合」「X4動作確認済み」などの記載がある廉価版があるかと思いますが、個人的には正直おすすめしません。
大切な記録が撮影出来てなかった!
ってなると泣きですね(笑)
僕もRSの時、何度か経験しています。
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